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2017年10月28日土曜日

現代美術衰亡史

 
 テレビのコメンテーターや大学教授が言ったという。
 
 リベラルの定義は単純で護憲派がリベラルなのであると。
 
 ∧∧
(‥ )こんな定義でいいの?
\‐
 
  (‥ )定義が良いか悪いか
      なんて
      どうでもいいことさ
 
 定義で何をするか? というか、その定義で何をしたいかで彼の望みが分かる。
 
 ∧∧
( ‥)要するに現状維持が
    リベラルの望みである
 
  (‥ )言い換えればだな
      このままでは
      自分たちの権力が
      脅かされると
      リベラルは気づいておる
 
 彼らの恐怖は、実のところ正しい。
 
 地球上の資源は有限だ。
 
 500年前、世界征服と世界略奪で蓄積された西欧の莫大な富は、今、全世界に再び戻ろうとしている。
 
 富が再分配されるとは、先進国の生活水準は落ちるということ。
 
 生活水準が落ちた世界でなお列強は戦いあう。
 
 
 ∧∧
( ‥)余裕がなくなった列強は
    全国民に生存競争の隊列に
    加わることを強制するだろう
 
  (‥ )リベラルからしたら
      悪夢だな
      田舎のおっさんたちの
      白い目から逃げて
      都会に出てきたのに
      都会ごと国家が
      田舎のおっさん世界に
      なっちまうわけだからな
 
 これを踏まえれば、リベラルが全力で抵抗していること、そして全力の抵抗もむなしく破れてしまうであろうことが理解できよう。
 
 ∧∧
(‥ )どうなりますかねえ
\‐
 
  (‥ )思うんだけどさ
      アメリカの現代美術
      あれは100年後には
      全部焼かれてるぞ
 
 ∧∧
( ‥)理由は?
 
  (‥ )アメリカは多民族国家だ
      それが一致団結して
      列強として戦う
      多民族をまとめるには
      宗教だろ?
 
 当然、一番一般的なキリスト教国家になるだろう。信仰心に支えられたアメリカ合衆国。今、あちらで流行っているという勝ち組による自治体の独立、貧困層の切り捨て。例えばこの問題だって信仰心が復活すればずいぶん緩和されるはずだ。
 
 ∧∧
(‥ )金持ちが天国の門をくぐるのは
\‐  ラクダが針の穴をくぐるよりも
    難しいと言いますからなあ
 
  (‥ )イスラームでは喜捨は
     信徒に科せられた義務だけど
     キリスト教では
     まあなんだ脅しであるな
     だがこれは
     実に有意義な警告だ
 
 キリスト教アメリカ合衆国は今よりも貧しく、しかしより一体感のある、ひとつの教会となっているだろう。
 
 さて問題だ。そうなった彼らにとって、現代美術はどう写るか?
 
 現代美術は、教会アメリカを飾るにふさわしきステンドグラスか?
 
 
 ∧∧
( ‥)...まあ躊躇無く焼くだろうね
 
  (‥ )まず間違いない未来だな
 
 
 焼くか焼かれるか、それが是か否かという問いはどうでもいい。知ったこっちゃない。問題はいつ焼かれるかである。
 
 
 ∧∧
(‥ )予想は厳密な方が
\‐  当たった時の信頼度が
    大きいですからな
 
  (‥ )どのぐらいかな?
      どう予想すればいいかな?
      100年以内だと
      思うのだがな 
 
 
  

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