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2017年10月6日金曜日

野党が与党になることはありえず、全てはしゃべる死体

 
 成績が良い人間を賢いと呼ぶ。すると賢い人間は少数派となる。
 
 少数派となるから多数派から浮く。成績が良い人間は多数派を愚民と呼び、さげすみ、しかしなにより恨むようになる。
 
 数にはかなわない。賢い人間は絶えず敗者であり、それゆえに社会に対して憎しみを持つようになる。
 
 ∧∧
(‥ )つまり知的で文化的な人間は
\‐  絶えず反社会的な姿勢を
    持つようになり
    必ず野党勢力になるのである

 
  (‥ )そして民主的に言えば
      絶対に
      与党にはなれないのよね
 
 リベラルがしばしば訳分からない超理論。つまり言論の自由こそが民主主義であり、民主制は多数決ではない、と言い出すのはこれで説明できるだろう。
 
 民主制だからこそ少数派である自分にも意見を表明することが保証されているが、民主制だからこそ絶対に与党にはなれず、自分たちの意見が通らない。
 
 こんな状況では、民主制を神のごとくあがめる一方で、民主制は多数決ではない、我々賢い少数派の正しい意見を実現することが民主制だ! と言い出すしかないのだ。
 
 しかも野党であれば政権実現能力がない。だとすると野党議員を支援する現実的な意味がない。
 
 ∧∧
( ‥)現実的な理由がないなら
    野党議員を支援する
    動機とはなにか?
 
  (‥ )宗教しかないな
 
 宗教とはこの場合、マルクス主義のような敗北した経済理論も含まれるし、反原発や再生可能エネルギーも同様だ。採算や技術や原理的な制限を無視した理想論は現実性を喪失しているわけで、そうしたものはすべからく根拠無き信奉、つまり宗教と扱って良い。
 
 ∧∧
(‥ )現実的利益がないのに
\‐  何かを信じるとは
    エントロピー的には
    かなり無理のある話
 
  (‥ )そういう無理は
      少数の人間しかできないし
      少数しかできないことを
      あえてすることで
      無駄自慢するわけだから
      少数派でないと
      意味がないんだよね
 
 ∧∧
( ‥)つまり野党が与党になることは
    原理的に不可能なのである
 
  (‥ )確かにおれっちが
      生きている
      この半世紀弱の間に
      2回チャンスがあった
      のだけどね
 
 一度は社会党が躍進した時、さらに一度は民主党が政権を取った時。
 
 この時、彼らは一気に方針転換するべきであった。これまで自分を支持してきたリベラルな少数派をただちに切り捨てて、今まで自分たちが例学歴で貧乏なネトウヨと呼んでいた多数派にすべて切り替えるべきであった。
 
 ∧∧
(‥ )でもそれって頭部を別の体に
\‐  移すような大手術だよね
 
  (‥ )やるにしても一気呵成に
      やらないと駄目だというな
      時間をかけると
      支持者からはまったの声が
      出てしまうし
      多数派からはやっぱり
      こいつら駄目だ…と
      疑心暗鬼をもたれてしまう
 
 ∧∧
( ‥)でっ どっちも失敗したと
 
  ( ‥)25年に1度ぐらいは
    ‐/ 少数派が与党になって
       栄光へ至る門が
       開かれるんだけどな
       この一気呵成の
       手のひら返しが
       誰も出来ないのよね
 
 出来たにしても、それが成功するかどうかはまた別問題であって、それを考えれば100年、200年が過ぎても、野党が与党になることはありえないだろう。
 
 ∧∧
(‥ )つまりリベラルが
\‐  権力の頂点に至ることは
    ありえないわけだ
 
  (‥ )連中、それはもう
      薄々わかってるのよね
 
 リベラルの愚痴を聞けば、それはもう丸わかりであろう。
 
 やれ日本はおしまいだ。やれドイツの方がよかった。アメリカは素晴らしい。あるいは最近だと中国かもしれないし、日本人はとか社会はとか、延々と愚痴と攻撃ばかりで具体策もなく、それでいて自分はどこにもいこうとしない。
 
 ∧∧
( ‥)自分を排除した社会が嫌い
    ここでないどこかに
    楽園があるけど出て行かない
    出て行かなってことは
    実は今のこの居場所から
    自分は出られないのだという
    あきらめの計算である
 
  (‥ )リベラルのみなさんはな
      もう自分には
      未来がないのだと
      分かっていらっしゃる
 
 そういうのは生きているとは言わない。死んでいないだけでただのしゃべる死体だ。
 
 そして、人はこの運命から絶対に逃れることはできない。絶対にだ。自分自身を見れば、このことよくお分かりになるだろう。

 
 

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