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2014年12月3日水曜日

北へと進路を回帰する火星

 
 落ち葉と落日





 







 
 そうして日も落ちれば火星を見ることができる。
 
 ∧∧
( ‥)どうよ?
 
  ( ‥)んんー誤差はあるけど
    ‐L 確実に動いてるよな
 
 昨日2日はやぎ座の尻尾デネブアルゲジから26度の場所にあった。ただし誤差はあって26度7分か26度34分。
 
 ∧∧
(‥ )違う直角定規を使って
\‐  肉眼で測っているからね
 
  (‥ )大小二種類の定規で
      測定しているけど
      16センチと26センチ
      なんだよね
      そして定規が小さいと
      どうしても誤差が
      大きくなってしまう

 
 本来なら直角定規の長い方を眼に当てて見るのだけども、デネブアルゲジと火星が離れすぎていて、直角定規の短い方を当てて、長い方に指を走らせて測っている。こういうわけで長い方で見るよりも誤差がどうも大きく出ているらしい。
 
 星の角度は直角定規で測れるが、できれば長い方が50センチはあるのが望ましいし、本当に正確に測りたいのならもっと大きくしないといけない。
 
 古代人や中世の人々がやたらと巨大な天文台を作りたがったのには訳がある。
 
 ともあれ、本日、3日、測ってみたらデネブアルゲジと火星の角度は25度ぐらいらしい。誤差は25度42分と25度19分。
 
 ∧∧
( ‥)あれだね1日の間に
    つめた角度が
    50分ぐらい
    ほぼ1度ぐらいかね
 
  ( ‥)火星の運行の向きは
    ‐□ どうなんだろうな?
 
 そういえば昨日と本日の写真で同じズーム、ほぼ同じアングルで撮影したものがあったよな。
 
 ∧∧
( ‥)それなら歪みは
    少ないはずだよね
    画像を重ねて見ます?
 
  ( ‥)そうだねえ
    ‐/
 
 どうもほぼ合わせることが出来るらしい。幾つかの星は完全に重ならないからパチもんの二重星になっているけども、やってみるとこうだ。












 
右下の明るい二つの星が火星である。下が2日のもの、上が本日3日の火星だ。ちなみに、火星の少し上にある比較的明るい星の片割れが二重星になっているのは、これは本当に二重星である。これはα星アルゲジだ。
 
 ∧∧
(‥ )運行の方向からすれば
\‐  火星はほぼデネブアルゲジに
    向かっているみたいだね
 
  (‥ )だとすると
      デネブアルゲジと火星の
      角度は運行のほぼ近似値か
      厳密な計算でもないし
      厳密な観測でもないけど
      現在の火星の運行は
      1日1度近いわけだな
      まあ、45分とかかも
      しれないけど
      相変わらず速いな
 
 
 また、この画像から分かる火星の運行とその向きは、やぎ座が冬至点のすぐ東、つまり黄道と太陽と惑星の巡りが南から北へと回帰していく場所であることを示しているけども、その解説はやぎ座のコンテンツ、スクロールして下の方で=>Untitled Document
 
 
 ∧∧
(‥ )火星さんは太陽さんよりも
\‐  一足早く
    進路を北に変えて回帰中
 
  (‥ )考えてみれば
      明るい太陽や
      太陽から離れない金星や
      運行が遅い木星に比べると
      火星ってこういう動きが
      一番分かりやすい星なのな
 
 まあ、月でも良いかもしれないけども、月は月で運行がさらに複雑怪奇になってしまうので。やっぱ火星かもしれない。
 
 

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