自己紹介

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2014年12月10日水曜日

読書家とは嘘つきのデブ

 
 本日の夕暮れは変光星であるペルセウス座β星アルゴルの極小であった。
 
 
 ∧∧ 雲が出てみれなーい
( ‥)
 ‐( ‥)やれやれ残念だな
 
 次回は27日の深夜23:40頃に極小である。ちなみにアルゴルは極小を挟んで9時間あまりの時間、減光と増光を行う。
 
 暗がりの中、ぼんやりしていると選挙演説が耳についた。なんかしらんが必死だなあ、と思っていたが、考えてみれば14日投票日というと今週の日曜日か。今日は水曜日の夜。時間はもはやほとんど残っていない。
 
 ∧∧ 皆さん就活だからね
(‥ )
 ‐( ‥)まあ結果は見えてると
     言っても
     必死だろうな
 
 実際、今、必死になればそれは何かしら後につながることにもなろう。自分が望む姿に未来を変えるには、ほんのわずかでもいい、今現在を少し偏向させる必要がある。かすかな偏向も長い時間で見れば全体の流れを変える。
 
 それを考えると候補者が滑稽なぐらいに必死なのはあるべきことだ。もちろん、その必死さでむしろ自分の未来をつぶしてしまうこともあるし、それが今の野党の姿なのかもしれないが。
 
 まあ、そんなことはどうでも良いとして


 超訳なんとか
 
 ∧∧
(‥ )ニーチェや孫子
\‐  色々な”超訳”があるみたい
    だよね
 
  (‥ )ダーウィンの
     「種の起源」も
      超訳はあるみたいだが
      あまり売れてないだろうな

 
 当てずっぽうだが、こう考えればどうであろうか?
 
 ニーチェや孫子の超訳を読む時、人は何を考えるであろう?
 
 多分、この本を読めば生きるヒントや、あるいは戦略のヒントが見つかるのではないか? それを期待しているだろう。
 
 ∧∧
(‥ )でも、種の起源の超訳を
\‐  読む人は
    多分「種の起源」が
    どんな内容なのか
    それを手っ取り早く
    知りたくて読むのだろうね
 
  (‥ )そんな殊勝な人は
      そうはいないからな
      売れるものではないな
 
 考えてみれば気づくべきであった。
 
 反対にである。なぜまったくトンデモ扱いなのに今西進化論は人気があったのか? それは、生存競争なんて嘘だよ、そんな厳しい現実はないよ、そう言い立てたからではなかったか?
 
 あるいはこうである。なぜまるっきり支持もされていないような忘れ去られた仮説なのにグールドの断続平衡説を信じている”科学好き”や”読者家”が今でもいるのか? 生存競争は重要じゃないよ、遺伝子よりも運だよ、可能性だよ、個体のエゴではなく種の利益だよ、皆のことを考えることが大事だよ、そう言い立てたからではなかったか?
 
 ∧∧
( ‥)ようするにみんなが
    信じたがっている嘘を
    書き立てたから
    売れただけだろ、と
 
  ( ‥)内容が間違い、根拠無し
    ‐□ というか
      馬鹿じゃないの?
      そういう扱いなのに
      こういう情報には
      見向きもしないで
      読書家たちが飛びついた
      それはそういうこと
      なんだろうな
 
 今にして思えば気づくべきだったし、そしてあからさまだったのだ。

 読書している人間は自分の望みを探しているだけで、内容が妥当なのかどうなのか、そんなことはどうでも良かったのである。必要な栄養を摂るのではなく、好きな塩分と脂肪とデンプンをあさるデブと同じだったのだ。
 
 ∧∧
(‥ )読書というのは
\‐  けっしてほめられた
    行動ではない
 
  (‥ )読書すること
      これ自体を価値あるものと
      見なすだろう?
      この事自体が
      胡散臭いのだよ
 
 これ自体に価値がある。
 
 この手の主張はあれだ、後ろめたいからごまかしたのだ
 
 それはあれだ、自分のやっていること無駄であり、無駄だから価値がある。そういう正当化だろう?
 
 無駄であるから価値があるとは、価値がなくても無駄なのだからそれで良い、そういう主張に他ならぬ
 
 無駄、それ自体に価値が見いだされるのは、それが脳を酷使するからだ。
 
 要するに読書とは、
 
 私はこれだけ脳を無駄に動かすことができます
 
 そういう無駄自慢だったのである。
 
 そうでなければ読書が文化的な行為であるなどと間抜けな飾り付けをする必要はない。金に価値があるますなんて誰もわざわざ言いやしない。いちいち価値がありますと主張するのは、それに価値など無いから言うのだ。
 
 ∧∧
( ‥)でも実際には
    そうですらなかった
    自分にとって都合の良い
    自分にとって心地よいもの
    それだけを選んで
    食べているだけだった
 
  (‥ )読書は脳を酷使する
      こんな過酷なことをする
      私たちってすごいでしょ
      そう自慢しているが
      実際には
      好きなものだけを食べてる
      デブときたもんだ
 
 読書家というのは、とんでもない嘘つき野郎共である。
 
 
    

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