自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年12月14日日曜日
そりゃ現実を無視した人は現実の前に敗北するでしょう
起きたら夜中で、星のスケッチをして、そうして一休みしたら朝が来た
∧∧
(‥ )そういえば本日は
\‐ 投票日でしたね
自民党の大勝が
予想されていますが
(‥ )自民が大勝すれば
極右の安倍首相は
日本を戦争に向かわせる気だ
彼はヒトラーの再来だ
そう煽る人もいるけど
それは精神論なんだろうな
たった一回の選挙の大勝で戦争を開始できるのなら誰も苦労はしないし、現実はそこまで自由自在に動くものではない。
そもそも、
現実なんて自由自在に動かせる。だから僕らに投票すれば政権交代できるし、そうすれば僕らが世の中をガラっと変えてみせるよ!!
そう言った民主党が大失敗した。それが現実であった。
現実は自在に変形する粘土などではない。
その現実の前に彼らは失敗した。
そして今、その失敗によって民主党は大敗を喫しようとしている。
その彼らが、安倍は戦争をする気だ、と言い立てるのは、何も学んでいない証拠なんだろう。現実はそんな粘土みたいなものではない、それを学んでいないのだ。
∧∧
( ‥)現実が固いのには
物理的な理由がある
物理的な理由があるから
現実は頑として動かない
(‥ )この道路はなぜここを
通っているのか?
それは地形など
物理的な理由があるからだ
それと同じよな
物事が動くわけがないのである。
いや、動くことは動くし、実際、絶え間なく動いてはいる。だがしかしそれは、雨風に浸食されて地形が変るようなものだ。地形が徐々に変って道のあるべき場所も変る。そういう非常にゆっくりとした変化である。
∧∧
(‥ )急に動かそうとしても
\‐ 動くようなものじゃない
(‥ )よく揶揄で使われる
ヒトラーだってな
WW1の後の
異常な賠償請求などが
発端とはいえ
そもそも
中央集権化が進んでいない
ドイツで強いリーダーが
求められた
その結果でしかないとも
言えるからな
考えてみれば強いリーダーが求められるとは、リーダーを補佐したり、さらには牽制したりもする官僚団なり組織なり、あるいは慣例なり常識なり窓口なり、そういうのが無いということでもある。
確かにそのせいなのかどうなのか、ヒトラー自身は従軍体験があるけども、将校でさえなかった彼の命令のまま、ドイツ国防軍は二正面作戦を展開するはめになる。素人の立案にプロの軍人が従う。これはまともな国家とは思えない状況だけども、中央集権化が進んでいないとはこういうことなのかもしれない。
∧∧
( ‥)そしてそのそもそもの発端は
神聖ローマ帝国皇帝が
ローマ法王との権力争いに
破れたせいだとすると
ヒトラー総統の誕生と
ドイツの敗北は
1000年前に
すでに定まっていたのである
これは彼の自由が
成した技ではない
地形が命じた安定解であり
近似解でしかない
( ‥)自由とか言うけどさ
‐□ 人生とか歴史って
ぶれはあるけど
決定論的なのよな
言い換えれば、
社会の有り様を決めている”地形”を無視して、俺様の考えた計画に従えばこうなるはずだ、そうやって考えているだけの人々が負けた。
あるいは今、負けることを嘆いて、今度は夢物語ではなく、悪夢を吹聴して回っている。
結局、夢から醒めていないし、現実を見てもいない。そういうことなんだろう。
見るべきは地形なのである。
∧∧
(‥ )でもいまや見渡しても
\‐ あまり良い地形ではないよね
(‥ )そもそも消費税を
10にしよう
いやちょっと待って
それはちょっと待って
とか
中国は無茶苦茶やるし
アメリカは信用できないし
いざとなれば
戦ができるように
法律も外交も整備しとくべ
とか
げんなりする
現実ばかりだしな
とはいえ、例えばの話、山登りとはそういうものであった。
登山道とは、一応、一番良い通り道を選んで作られているはずなんだが、めちゃくちゃなものである。そして、一見して楽な道は登山道の最初の部分だけなのだ。
ブログ アーカイブ
-
▼
2014
(726)
-
▼
12月
(60)
- 彗星に夢を見るか? それは自然のひとかけらではなかったか?
- 無人島
- ネットも本も問題の本質ではない 人間の問題だ
- 存在が手抜きになるのなら昆虫になるべきだ
- 老人と星
- 金を払って持続に協力したのは誰?
- アルゴルの変光を初めて見る
- くじら座の変光星ミラ
- 完成された人工知能は痛い奴になる
- どんなつまらない物事にも専門性がある
- 症状を悪化させた方が金をむしり取れる
- 独裁機械
- 肉体よりも先に知性を作るとはひどい話
- 演説が雄弁である、というのは定規のひとつでしかない
- 科学の本と言えども、それはラノベと同様である
- 論理人間は他人の話を聞かない
- 引きこもりは単純に最適解と解釈するべきでは
- 確かに詩はごまかしから生まれてくる
- オミクロン2と白色矮星
- ラノベは実用目的なので
- ありもしない体力差を人為的に作り出すべきである
- そうか、あなたはクジャクの尾羽になりたいのだな?
- 不都合を悪魔化し、陰謀論とする
- 言語戦隊あいうえお
- 自由主義者はファシズムを望む
- 自由とは不幸の原泉である
- うさぎ座R:クリムゾンスター
- 神権政治としては特異ではなかろうか?
- 直球ストレート
- そりゃ現実を無視した人は現実の前に敗北するでしょう
- さそり座の球状星団M4
- それは単に評論家になりたいだけでは?
- 超時空大戦
- 隣の家の芝は無駄に青く見える
- 理解は現実ではない
- 下劣なのはお互い様だよね
- ギリシャ哲学は現在の中学以下なので逃避先になる
- 活字と理解は自己肯定のための仮想現実
- 自分を肯定してくれる活字の世界
- 読書家とは嘘つきのデブ
- 通常のアルゴル
- 青汁も薄めて飲めば問題ない
- 読者に苦痛を与え苦しめることが正しい説明
- 科学系の物書きは暗黒面に落ちる
- 考える必要も聞く必要もない、テストは足で行うものだ
- こじらせて凍りついた脳
- 違いを強調するオタクは科学には向かない
- 論理人間は自分の認識に恋をしている
- 論理的であるとは脳が示す逃げ
- 読書が文化的であるとは知的不健康デブの言い訳
- 天球の運行と火星の運行
- 心は機械、体は大人 機械頭脳人間は暑がりだ
- moulages
- 北へと進路を回帰する火星
- 700円払っていただければもっとお得です
- 落ち葉と紅葉と青空とやぎ座の火星
- 人型の花形は乱撃白兵戦
- 交通事故は回避したが電柱にめり込む電子人間
- 神託は言い訳と口実を売れと述べておる
- 培養基の中の分母のごとく
-
▼
12月
(60)