自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年12月22日月曜日
引きこもりは単純に最適解と解釈するべきでは
例えばの話
なぜ引きこもりが増えたのか?
それは社会が豊かになり、子供や若者が甘やかされ、ひ弱になったからである。
∧∧
( ‥)とは、よく言われるものだけど
(‥ )実はさ、単純に
それが最適な解だから
じゃないかな?
食事と娯楽と衣食住が手に入る。なればそこにいるのは当然だ。
∧∧
(‥ )甘やかされたとか
\‐ ひ弱になったとか
そんな事柄を
仮定する必要もない
(‥ )人間はすぐ心の堕落で
物事を説明したがるが
それは説明の手抜きだよね
心の堕落で説明するとは、原因を機械的に説明して究明し、操作しようという行動ではない。むしろ説明の放棄である。
本来把握するべきは原因であり、原因から結果へと至る過程であり、その仕組みであるはずだ。
∧∧
(‥ )ところが
\‐ 把握すべき仕組みを
把握しないまま
その全部を堕落という単語に
押し込んでしまう
(‥ )ごまかしだよねえ
そもそも堕落という単語は、前はこうだったが今はこうなっている、という意味だ。考えてみればこれは説明ですらない。単なる現実の言い換えである。
∧∧
( ‥)ごまかしだ
( ‥)ごまかしだな
‐□
∧∧
(‥ )でもなんでこういうことを
\‐ するのでしょうね?
(‥ )もしかしたら
楽だからかもしれん
人間は物事を考える時、脳に大変な負担をかけなければならない。脳を動かすカロリーを節約するのが最適解なら、”堕落しました”、という単語を無駄に使って、脳を節約するのかもしれない。
あるいは、人間が社会性動物だからかもしれない。社会生活をするのでいつも他人の意思や意向を推し量って胸の探り合いをしている。何か事が起こるとすぐに陰謀論が出てくるのも、物事を擬人化した上でその意思を推し量っているからだろう。人間はありもしない場所に精神とたくらみと計画を見る。
同じような理由で、魂の堕落という精神論を使いたがるのかもしれない。甘やかされて心がひ弱になったのだ、という説明は、広い意味では擬人化だとも言える。
∧∧
( ‥)引きこもりになったのは
なぜなのか?
原因と過程を
解明しないままひとつの
キャラクターとしてくくる
そうしてから
そこに”堕落”という性格を
与える
そういう意味では
引きこもりは堕落したから論は
擬人化ですね
( ‥)実際には
‐□ 食事と娯楽と衣食住が
手に入る状況では
他の選択肢へいく
理由がない
そういう即物的な説明で
十分なのだけどな
人間の心は肉体の影でしかない。神経の演算と打算の反映でしかない。
そして親の世代と子の世代で、遺伝子のありように変化が出るわけではない。進化論的には出るにしても、この場合のそれは誤差の範囲である。
∧∧
( ‥)だったら心が
変るわけがない
(‥ )人間は動物だ
最適解を計算するように
出来ている
だったら
なにもかも計算ずくだと
考えるべきだろうな
ブログ アーカイブ
-
▼
2014
(726)
-
▼
12月
(60)
- 彗星に夢を見るか? それは自然のひとかけらではなかったか?
- 無人島
- ネットも本も問題の本質ではない 人間の問題だ
- 存在が手抜きになるのなら昆虫になるべきだ
- 老人と星
- 金を払って持続に協力したのは誰?
- アルゴルの変光を初めて見る
- くじら座の変光星ミラ
- 完成された人工知能は痛い奴になる
- どんなつまらない物事にも専門性がある
- 症状を悪化させた方が金をむしり取れる
- 独裁機械
- 肉体よりも先に知性を作るとはひどい話
- 演説が雄弁である、というのは定規のひとつでしかない
- 科学の本と言えども、それはラノベと同様である
- 論理人間は他人の話を聞かない
- 引きこもりは単純に最適解と解釈するべきでは
- 確かに詩はごまかしから生まれてくる
- オミクロン2と白色矮星
- ラノベは実用目的なので
- ありもしない体力差を人為的に作り出すべきである
- そうか、あなたはクジャクの尾羽になりたいのだな?
- 不都合を悪魔化し、陰謀論とする
- 言語戦隊あいうえお
- 自由主義者はファシズムを望む
- 自由とは不幸の原泉である
- うさぎ座R:クリムゾンスター
- 神権政治としては特異ではなかろうか?
- 直球ストレート
- そりゃ現実を無視した人は現実の前に敗北するでしょう
- さそり座の球状星団M4
- それは単に評論家になりたいだけでは?
- 超時空大戦
- 隣の家の芝は無駄に青く見える
- 理解は現実ではない
- 下劣なのはお互い様だよね
- ギリシャ哲学は現在の中学以下なので逃避先になる
- 活字と理解は自己肯定のための仮想現実
- 自分を肯定してくれる活字の世界
- 読書家とは嘘つきのデブ
- 通常のアルゴル
- 青汁も薄めて飲めば問題ない
- 読者に苦痛を与え苦しめることが正しい説明
- 科学系の物書きは暗黒面に落ちる
- 考える必要も聞く必要もない、テストは足で行うものだ
- こじらせて凍りついた脳
- 違いを強調するオタクは科学には向かない
- 論理人間は自分の認識に恋をしている
- 論理的であるとは脳が示す逃げ
- 読書が文化的であるとは知的不健康デブの言い訳
- 天球の運行と火星の運行
- 心は機械、体は大人 機械頭脳人間は暑がりだ
- moulages
- 北へと進路を回帰する火星
- 700円払っていただければもっとお得です
- 落ち葉と紅葉と青空とやぎ座の火星
- 人型の花形は乱撃白兵戦
- 交通事故は回避したが電柱にめり込む電子人間
- 神託は言い訳と口実を売れと述べておる
- 培養基の中の分母のごとく
-
▼
12月
(60)