自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年10月18日土曜日
冒険はラノベに任せよ そして読者はガラパゴスと言っていれば良い
∧∧
(‥ )日本の企業は既得権益だけを
\‐ 守ろうとする
日本の市場を守るために
独自規格で壁を作り
そうして世界市場を失う
携帯電話しかり
電子化が見当外れな方向へ
向かう出版界しかり
ガラパゴス化だ
ガラパゴス化だ...
(‥ )まあ
”ガラパゴス化”
と言ってれば
記事も主張も
なんかさまになるから
言いたい奴は
それを連呼してれば良い
そういうことなんだが
だが、市場を閉ざそうという動機はもっと単純なものなのだろう。
∧∧
( ‥)責任を取りたくねー
( ‥)失敗したら
‐□ どう責任を取るのさ?
それを言われたら
みんなひるむからな
責任を取りたくないから余計なことはしない。これは当たり前である。
というか、俺が責任を取るから新しいことをさせろ、などという無責任極まりないことを言ったりやったりしてもらっては困るのだ。
だから世の中は口だけである。まるで映画のヒーローに自分を重ね合わせるが、決してヒーローになろうとしない人のように。
実際、ガラパゴス化だ! 馬鹿だ阿呆だ! と連呼する人も責任を背負って新しいことに挑戦しているわけではない。単に安全圏にいて責任も取らずに愚痴と悪口をこぼして日頃のうっぷんと溜飲を下げているだけだ。
∧∧
(‥ )まあ、物書きはそれでも
\‐ 良いのだけどね
(‥ )安全圏から
挑戦せずに
奴らは馬鹿だ阿呆だ
これではガラパゴスだ
そういった悪口を
書いて売る
これが物書きの商売よ
なんせ需要があるのでな
需要があるものを売って何が悪い?
そしてもちろん、新しいことは自分からはしない。それが物書きというものだ。
そしてそれは、物書きに批判される人のことでもあったが、批判している人、彼自身のことでもあった。
さらにつまるところ、ガラパゴスしている人も、ガラパゴスを批判する人も、それを聞いてそうだそうだと賛同する人も、まあ、全員同じようなものである。
昨日と違った新しいことをしているわけでもないし、するわけでもない。
∧∧
( ‥)そりゃあみんながみんな
そんなことをしたら
困るからね
( ‥)みんなが毎日新しいことに
‐□ 挑戦したら
人類は絶滅だ
みんな、新しいことをするのは、映画や小説、おとぎの国の住人たちにまかせておけば良いのである。新しいことは口先だけにしておけ。それがこの世界の理というものだ。
それを踏まえるに
(‥ )つまりだ
アップルのジョブズが
日本人に大受けしたのは
彼がラノベの主人公だった
からだな
∧∧
(‥ )まあ確かに
\‐ あの人は俺TUEEE系かもね
しかも、別に日本人だけに受けたわけでもない。
これを踏まえるに、やはり物語の主人公は俺TUEEEでなければならぬ。そういうことなんだろう。
そして人はラノベの主人公に理想の自分をたくして重ね合わせるが、自分自身は決して冒険の旅には出ないものである。
∧∧
( ‥)そんな旅に
出てもらっちゃ困るしね
(‥ )ガラパゴス
がらぱごすー
と口先だけで
連呼する
これは健全なことなのだ
これはhilihiliのhilihili: 無双無敵 俺TUEEEは物語と読者の本懐ぞの続き
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