そういえばこんな話を聞いた事がある。聖書はもともと英語で書かれていたと信じているアメリカ人がいる。
∧∧
( ‥)正気とは思えませんね
ほとんど都市伝説の
のりじゃないですか
のりじゃないですか
(‥ )まーそうだよなあ
確かにいくらオオナマケモノの爪が”悪魔の爪だー”と思い込むやつがいるといっても、聖書はもともと英語です、と本気で信じる奴は、さすがのアメリカにだってそうはいないだろう(信じている奴はイエスやモーゼが、グッドモーニング、ハウ、アーユー? とかのたまうと本気で思っているんだろうか)。
∧∧
(‥ )とはいえ、英語スピーカーが
□- これだけ多いことからすると
将来は英語聖書だらけに
なってもおかしくないですね。
将来は英語聖書だらけに
なってもおかしくないですね。
(‥ )まああれだな。
メソポタミアの人々から
すればだよ、
メソポタミアの人々から
すればだよ、
自分たちの洪水伝説や
楽園伝説、
楽園伝説、
粘土から製造された人間
こういう要素だけが
こういう要素だけが
異宗教、異言語の聖典に
おける要素として
おける要素として
生延びることになるとは
予想できなかったように、
これから未来では僕らには
思いもよらぬ事が
起きるだろうね
予想できなかったように、
これから未来では僕らには
思いもよらぬ事が
起きるだろうね
それを考えると、これから未来、ウルガタ聖書だのセプトアギンタだのが消滅して英語聖書だけになったとしても、
(‥ )そうであったとしても
さらに5000年後の
世界では英語聖書さえ
残っているか怪しいな
さらに5000年後の
世界では英語聖書さえ
残っているか怪しいな
∧∧
( ‥)全然別の言語で、
しかもまるで別の
体系と宗教のもとで
しかもまるで別の
体系と宗教のもとで
伝承されていて、
キリスト教すら
影も形も残っていない
キリスト教すら
影も形も残っていない
そういうことがありうる
というわけですか。
というわけですか。
実際、それがメソポタミア文化に対して起こったことである。いくら今の我々が大量の情報を蓄えることができるといっても、時の流れや文化の興亡の中では失われていくものがあるのはどうしようもない。
(‥ )実際、ID論ってあれだろ
政教分離の世界に
政教分離の世界に
適応した創造論で、
ようするに進化した
ものだよなあ。
ようするに進化した
ものだよなあ。
∧∧
( ‥)まあ、確かにID論は
そう受け取れるものですねえ
そう受け取れるものですねえ
思想や宗教のこのような進化というか変化が続いたら、5000年後にはどうなるか分からない。想像も予想もつかない。例えばの話、アッシリアの人に、5000年後の世界を描け、と言ったらどうだろう。まあそもそもそんなSFみたいなものを書く文化がないと思うので、こういう注文自体が理解不可能なのかもしれないけど(つまり、こういうことが起きるくらい時代と地域で文化やら考えやらに大きな変化が起きている)。
それでもなお、思い描いたらこんな感じか?
アッシリア暦5728年。偉大なるアッシュルバニパル269世は、讃えられてあれ、宿敵、大エジプト帝国のファラオを戦場で打ち破り、その捕虜を殺し、その手を打ち落として塚を築き、ついにシリアをアッシリアのものとしたのである。皇帝陛下の威光は北はアムダリア、南はアラビア、西はインドにまで届き。ついに世界の半分を手中に・・・・
∧∧
( ‥)なんかあれですねえ
規模をでっかくしただけですね
規模をでっかくしただけですね
(‥ )超巨大な王宮は
スーパー日干しレンガと
スーパーアスファルトで
スーパー日干しレンガと
スーパーアスファルトで
できてるんよ。
高さは500メートル
ぐらいで、
昇り降りは階段ね。
デザートは品種改良された
高さは500メートル
ぐらいで、
昇り降りは階段ね。
デザートは品種改良された
リンゴサイズのナツメヤシ
チグリス・ユーフラテスの下流にはマンハッタンも真っ青な日干しレンガの巨大ジックラット群。駄獣に引かれる無数の輸送車があまねく諸国の物品を運び入れ、輸出用アスファルトを満載した船が行き交う繁栄の都。ああ、アッシュルバニパル。その繁栄と治世、たたえられて栄光あれ。
そもそもアッシリア人がアッシュルバニパルとか言うわけないんだけど。どっちにしても5000年後のことなんか分からないよなあ。
分からない。分からないのなら、いっそのことこう。
銀河の3分の1を支配する宇宙アッシリア帝国は、宿敵の宇宙エジプトと宇宙戦艦(日干しレンガとアスファルトで建造、人力と帆で駆動)で戦っている時、突如、鉄器生産で銀河に覇をとなえる宇宙ヒッタイトの奇襲を受け、、、、
∧∧
( ‥)なんかいよいよグダグダですね
(‥ )グダグダも
突き抜ければいいのさ
突き抜ければいいのさ
しかしこれでは、突き抜け具合がまだ足りない。