アメリカのアニメ、ザ・シンプソンズを以前見たらこんなシーンがあった。主人公達の隣の家にすむアホみたいに(失礼)信仰心の厚い一家がいて、うぜーやつらだと思いつつ、主人公が訪ねると、その家のゲームが聖書からの引用句の当てっこだかなんだかで。
∧∧
( ‥)でっ、ウルガタ聖書ー!!って台詞が
出てくるんですよね。
(‥ )なんのこっちゃと思っていたら、ウルガタって
□- 4世紀のラテン語訳聖書のことなのな。
新約聖書、旧約聖書。旧約聖書はユダヤ教の聖典。もともとはヘブライ語。あるいはより広域で通用する言語のアラム語で記録や編纂されたり。後にはギリシャ語訳の七十人訳聖書(セプトアギンタ)が現れる。
∧∧
( ‥)でっ、これをさらにローマ帝国で使用されるラテン語に
訳した、あるいは編纂したのがウルガタ聖書であると。
(‥ )牧師になろうとしたダーウィンもこの辺りの勉強を
したのかねえ?
したはずだよねえ? 理屈の上ではそうだよな。
取りあえず、それを知る事ができそうな本を購入。ウルガタ聖書とセプトアギンタは、まあ、後に改めて買うといたしましょう。
それにしても聖書かあ、やっかいだよねえ。翻訳の時、なにがどうなっているのか、第3者には把握しきれない。
∧∧
( ‥)19世紀のイギリスでギリシャ語やラテン語が
必須の教養だったって、当たり前ですね
(‥ )なるべく原典に近くいるべきだろうからなあ
□- ましてや国教会が国家を支えているわけだし。
そういえば昔、ギリシャ語などを解するがゆえに、母国語の聖書しか読んでいないキリスト教徒(少なくとも本人達はそう自称している、あるいはそれに近似の宗教者)による宗教の勧誘を心底軽蔑している人がいたが。
∧∧
( ‥)まあ、、そう感じるのも無理ないかもですね
(‥ )イスラームではクルアーンの翻訳は禁止されていると
記憶しているけども、それは確かに正しいと思えるな。
神がその言語で指示を与えたというのなら。確かに預言者の伝えた言語で聖典を読み、聞き、話し、そして理解するのがもっとも正確。しかもできれば当時の社会状況や常識や世界観を考慮して。
∧∧
( ‥)しかしギリシャ語、ラテン語というのは・・・・
-□
(‥ )ダーウィンじゃないけど、困るよねえ。
□-
英語もろくすっぽ分からないというのに、ラテン語で知っていることというと、学名で名前を作る際に関わる決まり事(それもうろ覚え)と文法と活用が異様に感じたということ。ギリシャ語に至ってはアルファベットが訳分からん、ということだけ。