自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年8月5日火曜日
プライドを取り戻せ
∧∧
(‥ )その子が約束を
\‐ 守らなかったから
怒っているのだと
(‥ )...まあ、そりゃあ
そうだろうね
約束したのにそれを破った。それは怒らねばならぬ出来事。
∧∧
( ‥)でも怒るわけにも
いきませんよと?
( ‥)そうだなあ
‐□ 例えばこう問われたら
どうするね?
彼女が約束を破った? ああ、それは相手があなたのことを好きでもなんでもなかったんじゃねーの?
あるいはこうである
好きでも約束を破るってことはありうる。だがしかし、そんな彼女は頭がおかしいよね? そんな女の子を好きになったあなたもおかしくね?
∧∧
(‥ )どうしろって
\‐ 言うんですか?
(‥ )怒るに怒れないから
黙って別れろ
そう言うしかないし
そういうことに
なるんじゃねーか?
しかしながら、
以上二つの評論は、要約すれば
お前何勘違いしてるの?
お前無能じゃね?
という内容だ。
これは評論する人の言い様がきついとかの問題ではない。評論されないと分からないことでもない。なぜならこれは単なる事実だからだ。言葉にならないにしても人はこういうことを自分自身で考える。
そしてこれは別れれば解決するかというと、そんなことはない。だから怒り狂う。
∧∧
( ‥)約束を破った人とは
いわば自分の黒歴史の
具現化である
(‥ )それが目の前を
歩いているわけだ
どうする?
どうするよ?
ああ、殺すよね? 殺すよな?
∧∧
(‥ )人を殺すと
\‐ 道徳という名の
自動報復システムが
起動しちゃうけどね
(‥ )相互監視と報復
これが道徳というものだ
弁護士が胡散臭い目で見られるのも、以前あった大津市のいじめ自殺問題で教育委員会などに強烈な疑惑の目が向けられて、ついには傷害事件に発展したのもこれが理由なんだろう。殺したものを殺せ。こういう自動報復システムの運用を邪魔したり、それを担うべき人々が業務を果たさないとなると、道徳はリンチという、その本来の姿を顕現させる。
∧∧
( ‥)でも? 自分の奪われた
プライドを取り戻すために
危険を犯して報復へ
打って出る人もいるのだと
( ‥)プライドとは
‐□ 社会的地位にも
関連しているのだ
死活問題だでな
それを考えると
当然だよねえ
この話、別に彼女だなんだとは限らない。男女ともに起こる事だ。そして確かに、相手に踏みにじられた自分のプライドを取り返すために殺人にまで及ぶ事例は多いようである。
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