自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年8月25日月曜日
もうそこまで来ている
低賃金労働者を発明しなければならない。そうしないと富という”偏り”を生み出せない。
∧∧
(‥ )農奴、奴隷、移民
\‐ それぞれ
階級で、武力で、
あるいは海外との格差で
低賃金労働者を
作り出した試みだよね
(‥ )西ローマ帝国の崩壊以来
1000年
地を這いずり続けた
西欧世界は
たまたま新世界を発見し
大陸丸ごと奴隷化したのだ
それからさらに500年。今度は自分たちの農奴を解放し、これらを兵士とすることで武力の飛躍的な発展を遂げた西欧世界は、ついに世界征服を成し遂げた。しかし、結局は植民地の大部分と奴隷の多くを失った。代わって移民を新たな低賃金労働者と定めた。
∧∧
( ‥)まあ、そんなとこだろうと
( ‥)連中は我々と同じ人間だ
‐□ 彼ら西欧人が
非西欧人よりも
賢いなんてことは
原理的にありえないからね
成功の原因はごく単純な
物理的な事柄に
還元しなければならん
実際、帝国崩壊以来、巨大な領域国家をついに再建できなかった西欧だ。むしろ連中は底抜けに頭悪いんじゃね? と思わせる証拠の方があるとも言える。
もちろん、これもまた頭が悪いわけではなく、やはり別の外的な要因があると見るべきなんだろう。人間はうまくいかないと、あるいは反対にうまくいくと、成功の原因を、あるいは失敗の要因を、頭の良し悪しや努力や精神の高潔性、あるいは堕落へと転嫁したがる。人間の発想は元来、オカルト的である。
∧∧
(‥ )ともあれ西欧世界は
\‐ 世界中から富を集めましたよと
(‥ )まあ、ようするに収奪だな
言葉を選んでも
しょうがないからね
収奪した富は、しかし、これを消費すれば高い場所から低い場所へと流れ込む。
∧∧
( ‥)日本人がやったことは
自らを発展途上の
低賃金労働者として使い
西欧が築いた富を
こちらへ流れ落ちるように
したことだった
(‥ )厳密に言えば
戦後の高度経済成長時代の
日本人がそうだった
それだけの話だがな
つまり以上の視点からするとこうなる
欧米の自画自賛と誇り。すなわち民主主義と自由な社会と成功、これはほぼまったく嘘だ。彼らの成功は単純に戦争だ。大陸丸ごとの奴隷を見つけた事と、戦争ばかりして培った軍事文化が彼らの富と自由を可能にならしめた。
日本の、特に戦後の高度経済成長時代に働いた人々の成功体験、つまり努力は、これもまた、まったくなんの意味もない。それは本来、別世界の極貧の人々が奴隷にされ、収奪された富がこちらへ流れ込んできただけだった。そして高低差がなくなればすべてはそこで終わる。
∧∧
( ‥)つまり民主主義と努力とは
どちらも何の意味もない
ただの幻想
幻の成功体験
( ‥)実際、アメリカは
‐□ イラクを民主的に
統治しようとして
失敗したよね
というか、そもそも
民主主義は他国を
奴隷化するだけで
統治したことないしな
そして日本では努力努力と
馬鹿の一つ覚えを連呼して
成功体験者たちは
低賃金と首切りを
繰り返すだけで
何一つ解決できていない
ほら、これぞ皆が大事に抱えている成功体験と信念の正体だ。そこには何も無いし、そもそも何も無かったのだ。
∧∧
( ‥)ようするにですよ
(‥ )僕らのやっていること
信じていること
これら全部、
まったく何の意味もない
時代についていけない、時代に取り残される。人はそういうことは知っているが、では、今の自分のどこが時代遅れなのか分からない。
分からない以上は、それはすでにそこにあるのではないか?
見えないというのなら、それはすでにそこにいるのだ。そうではないか?
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