自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年2月7日金曜日
自由は不幸の扉を開けて待っている
他人と話すのが好き
∧∧
( ‥)そんなの嘘だと
(‥ )寂しいから聞いてほしい
それだけの話だろ?
集団生活をするサルなのに、集団の中にいると我がまま出来ないから、ストレスがたまる。
∧∧
(‥ )でも一人でいても
\‐ ストレスがたまる
難儀なものですね
(‥ )良く出来ているとも
言えるけどね
集まる力だけが多ければ凝集しすぎて潰れてしまうだろう。拡散する力が強すぎれば雲散霧消してしまうだろう。
こんな民族もあるという。はるか北方でトナカイを追って暮らす人々。テントで寝泊まりするのだが、狭いテント生活はストレスがたまる。文句や意見を言わずにテントを去り、別の人のところへいくが、時間が経てば恋しくなり、また元のテントに戻ってくる。
∧∧
( ‥)生活の知恵、ですかね
(‥ )狭い場所で自分の意見を
堂々と述べていたら
殺し合いになるからな
この意味において人間には自由がない。やらなければいけないことがあり、耐えられないことがあり、やってはいけないことがある。
ある人々は西欧人と接触して頻繁に酒を手にするようになった。そして犯罪が増えてしまうのである。日頃、心の中にたまっていた想いが酒の力で出てしまい、傷害事件、あるいは殺人事件となる。
∧∧
(‥ )人によっては原始的で
\‐ 平等で理想的で
素朴な社会と言うけど
実態はそうだと
(‥ )みんな我慢してるのさ
こう言うと、僕の我慢とみんなの我慢の何が関係するって言うんだい??!! と怒り狂う人もいるが、これはようするにこういうことだと思えば良い。
お前が我慢をやめて本音をもらした瞬間、他の全員が”こいつは俺がしている我慢も出来ずに俺たちを攻撃してくる裏切り者だ”と見なして総攻撃してくるぞ。
∧∧
( ‥)不満をもらす自由はあるが
危険と結果がやってくる
(‥ )自由は不幸の扉を開く
扉を開けて
押し寄せる不幸を前に
助けてって涙目で
言っても、みんな
冷ややかな眼で
見つめ返すだけ
そういうことさね
∧∧
( ‥)不平はごく親しい
人間にだけもらせ、
ですかね
(‥ )とはいえだ、
自分を含めて3人の
人間がいる場所で
もらしたら、
やばいよねえ
自分以外に2人の人間がいる。これはつまり暴露されても一体どちらがしゃべったか分からない状況だ。そして密告したのが誰か特定できないこと、それはその2人にも分かること。つまり自動的に告げ口できるということになる。
∧∧
(‥ )不満をもらせず
\‐ やらねばならぬことがあり
やってならないことがあり
義務だけが増えていく
(‥ )この意味において
人間に自由などない
そのことを忘れちゃ
いかんよな
∧∧
( ‥)でっ?
( ‥)オバマっちは
‐□ 安倍っちに会いたくない
安倍っちを避けている
そう言われているだろう?
∧∧
( ‥)会いたくない自由を
行使した
(‥ )人間で、しかも公人の
オバマっちが
会いたくないから
会わないというのは
無茶ぶりだよなあ
人間には自由がない
義務と責務に追われる公人にはもっと自由がない
軍隊、官僚、民衆、他の諸列強、これらに囲まれた大統領はさらに自由がない
∧∧
(‥ )敵国のキューバ代表と握手
\‐ 世界の警察ではない、I agree
(‥ )オバマっちからは自由が
漏れ出ておる
大統領という堰を越えて、あふれんばかりの自由がしぶきを飛ばしておるではないか。
∧∧
( ‥)すばらしい?
(‥ )すばらしいね
実にいい
自由と夢が現実の前に屈服していく様は実に良い。
事実、自由と夢が崩壊する瞬間にこそ、大量の知識と情報と、なによりも手がかりが放出されるのだ。それを逃してはならぬ。
∧∧
(‥ )安倍さんやプーチンさんは
\‐ どう思っているのでしょうね
(‥ )ずっと若いときから
あの世界にいるんだろう?
自分たちのいる場所は
牢獄だって
分かっているんじゃ
ないのか?
∧∧
( ‥)それは不幸?
(‥ )誰にとっての不幸だろうな
自由がないからこそ
美しい国とか言っても
ワタミの社長を議員に
しても、
日本は平常運転できるのだ
そして安倍っちは
対中戦略で外交する
というわけだね
状況は完璧ではないが悪くもない。
∧∧
(‥ )オバマさんは優しい顔で
\‐ ハンサムで、
国民を救おうとして
いるのですけどね
(‥ )スペードのエースが
手札にあっても
それだけじゃ
ワンペアにも勝てん
人間は配られた手札で勝負するしかなく、そうである以上、やはり自由がない。完璧を望む自由はあるが、現実はそれを許してはくれない。完璧はいつでも地に叩き伏せられて恨みの眼で人々を見つめるのみ。
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