自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年2月13日木曜日
多分、世界中が古い定規だらけ
我がゲルマン民族は偉大である
∧∧
(‥ )血縁で正当性を与える
\‐ 全員に正当性を与える
そういう理屈ですよね
(‥ )大量の人間を動員して
戦線に送り込み
戦線を維持する後方支援を
フル回転させる
そういう戦争の特性に
合った煽り文句では
ないかと思うのだが
日本は神の国 神州不滅である
一億層火の玉
∧∧
( ‥)というのも、まあ
同じだろうと
( ‥)ファシズムだろうが
‐□ 社会主義だろうが
民主主義だろうが
スローガンのあり方は
戦争のあり方で変わる
そういうことかもな
まあ、考えてみればそうだろう。スローガンで戦争するわけではない。戦争を継続するためにスローガンを考えるのだ。
∧∧
(‥ )これが総力戦じゃなかったら
\‐ スローガンは全然
変わっちゃうはずですよね
(‥ )鎌倉時代とかなら
御恩と奉公だよね
権利を保証しているのですから代わりに助けてください。これは義務です。はいはい。
∧∧
(‥ )WW2でも、自称民主主義国家は
\‐ 民主主義VSファシズムの
聖戦であると
(‥ )偉大なゲルマン民族
神州不滅
大祖国防衛戦
自由への聖戦
大量動員総力戦では
そういう、一般人に
普遍的に語りかけて
なおかつ煽る言葉が
どうしても必要だ
封建制と軍人貴族の世界では、こんなことはありえない。端的に言うと軍人貴族の世界にファシズムはない。そういうことになるんだろう。
∧∧
( ‥)最後の総力戦から70年
( ‥)まだ誰も、
‐□ ファシズムに代わるものを
作り出せていないわけだね
同じことはファシズムをだしにして、あるいはファシズムというレッテルを使って民主主義と自由の聖戦を打ち出したアメリカにも言える。
∧∧
( ‥)民主主義でイラクへ
攻め込んで大失敗
(‥ )だけど戦争と世界中に
展開した軍隊
これ自体は維持しなければ
いけないわけだよね?
さて、どうすればいいんだろうね?
∧∧
(‥ )戦争の仕方も国のあり方も
\‐ 変わってしまっているのに
70年も前の骨董品を
持ち出さなければいけない
(‥ )多分、だからこそ
どうすれば良いのか
分からんのだな
例えばの話、ファシズムとの戦いというスローガンを使うと、安倍首相が極右だと仮定した場合、敵は自動的に日本になるが、世界中に軍隊を展開してしまった現在では、敵が中国になってしまう。どうすれば良いのか?
∧∧
( ‥)アメリカさんは
今、頭がぱー
になっている
( ‥)人間はさ、論理的に
‐□ 物を考える、
頭の良い人は特に
そうなんだ、と言うけど
それが本当だとしたら、状況はますます馬鹿になるだろう。
論理というのは、自分の基準に基づいた事柄を矛盾無く並べた、と言っているだけで、現実についてはまったく全然、何一つとして語る事ができないからだ。
論理を大事にする人は、論理は現実についてなにも語ることはできない、ということを失念しすぎている。
∧∧
(‥ )70年前のスローガンという
\‐ 古い定規を矛盾無く
こねくり回すしかなく
何一つとして
新しいものを
生み出す事ができない
(‥ )そう考えるとなんで
無謀にもイラクに
攻め込んだか
それが分かるよね
状況がかような有様だとすると、今後、ますます馬鹿なことを始めるだろう、と予測できる。
∧∧
( ‥)というか、今や世界中が
そうなのだと
( ‥)みんな時代遅れの定規を
‐□ こねくりまわすしか
ないわけでな
どうにもならんな
古い定規を使ってあーだこーだと議論はするが、世界の方が変わってしまい、計測しても何一つとして正しい値が出てこない。
∧∧
( ‥)でも本人たちは正しい値を
出して、正しく考えている
そう思い込んでいる
(‥ )一体どうしたら
よいものかね?
ブログ アーカイブ
-
▼
2014
(726)
-
▼
2月
(55)
- これがマカロンか
- 創造論者を笑えるかね?
- 文脈にそったしかるべき省略
- 2月26日早朝の金星と月
- 手元の手札で、さて、何が出来る?
- 理解をギリシャ哲学にまで後退させる
- 確かに進化論は証明されてはいない
- 希薄領域
- どうしても退屈しのぎが必要だ
- 脱成長する時、老人はちんけな復讐の喜びを忘れられない
- 多分、戦争が政体を決定する
- イタリアのオオカミ 神奈川のオオカミ
- 努力オタクは崖から突き落とすに限る
- ファシズムとは理想化された民主主義
- 色づく夜空と火星と月とスピカ
- 灰色の牢獄
- 南から来る雪と太平洋沿岸における物流の混乱
- 頑張る姿を讃える人には耐えられない状況だろう
- わずかな違いは、ふーん、それで? に還元される
- 夜は考える時間
- この世界がただの遊園地だったらどうする?
- 雪道の散歩
- 雪とフクロウ
- 雪かきの午後
- 彼はよろめくように歩いていった
- 気温0度 湿度80% 積雪38センチ
- バレンタインデーの雪
- 例えば不吉な予言
- 夜の散歩
- 多分、世界中が古い定規だらけ
- その古着にはもう、うまく入らない
- 帰り道の話と証言を取る話
- 骨董品だけに考えが骨董品
- 未来を決めるのは言葉ではないでしょう
- 調停者
- 命短し、はかなし男子
- 10日にする9日の話
- 世界が変わるなら人生はこうでないだろう
- 2年前の閏年の雪の話
- 気温2度 湿度90パーセント
- 積雪は35センチだった
- 積雪26センチ
- 気温3度 湿度80パーセント
- スーパーは空で気温は5度だった
- 自由は不幸の扉を開けて待っている
- 3700km弱から眼で見えるようになる?
- 軌道上を二つの光点がチェイスするように見えるだろう
- こうしたいと言っても全員駄目だったからこうなったんだ
- 雨は雪に
- 不幸になる権利を行使せよ
- 自由の結果を決めるのは私たちではない
- 2014年2月2日における濃霧の記録
- 濃霧の夜 深海の眼球 透明な世界
- 光り輝く二つの未来
- いつか月夜の晩にラム酒の樽を転がそう
-
▼
2月
(55)