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2014年2月20日木曜日

色づく夜空と火星と月とスピカ


 
 一仕事を終えると、もう日付が変わって20日になっていた。
 
 ∧∧
(‥ )先日まで雪の予測が出ていた
\‐  明日の天気が曇りに
    変わりましたね
 
  (‥ )雪が降らないのは
      ありがたいことだな
 
 ただ、先日から夜空は薄曇りで、時として月には暈(かさ)がかかる。高い空を氷の結晶が舞っているわけだ。天候は良いわけではないらしい。

 
 ∧∧ 星、見えないね
( ‥)
 ‐( ‥)どうも…火星とスピカの間に
      月が入っているみたい
      なんだけどね
 
 薄い雲が月を覆い。時に虹色っぽい色を放つ。火星はいまや明るくて、光度0.2等であるアークトゥルスに匹敵する明るさを放っている。いや、むしろそれ以上かもしれない。月明かりに輝く薄雲を通して赤く見えるほどだ。
 
 そう思ってぼんやりしているうちに、だんだんと晴れ間が広がってきた。














 左上に赤く明るい火星。中程に月、そしてその脇に青く輝くスピカ。
 
 スピカは光度1.2等。先日まで火星はそれと同等の明るさだったけども。
 
 ∧∧ いまや火星の方が明るい
( ‥)
 ‐( ‥)地球に接近しているのだ
 
 












 












 
 月の光は高空の氷に分光されるらしく、雲は色づいて見えた。
 
 ∧∧ まだやることあるんだよね?
(‥ )
 ‐( - -)ああ、しかし、
      しばし休憩するのは
      やむなしとしてくれ
 
 天候の不順は春が近い証拠だ。そして雪は溶け。道が開けてきたところである。




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