自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年2月21日金曜日
努力オタクは崖から突き落とすに限る
個人のひたむきな努力で状況を打開できた、そう思っている人間はどうにも信用ならぬ。
∧∧
( ‥)なぜかと申しますに
( ‥)個人の力で打開できる
‐□ そりゃあちっちぇことだよ
例えば雪かき。雪は空気を含んでいるが、あれは水の塊だ。水は重い。自分一人の力で雪かきをして、そうして道を通せると思い込んでいるのは….
∧∧
( ‥)積雪が少ない場所で
たまたま道を通す事に
成功して、
得意げになっている
だけなのだと
(‥ )そういうのはな
まれにしか雪が降らず
積雪量10センチ
20センチの地域で
得意げになっている
ただの勘違い馬鹿
というのだ
個人の力で出来る事などたかが知れている。人間一人の力が動かせる量など絶対的にはごく少ない。
大量の雪をどかすには組織力が必要で、それには状況把握のための偵察が必要で、人員を移動する輸送手段が必要で、彼らを維持する補給が必要で、それを統括する組織と部署と事務員が必要だ。これ当然。20人が働いているのなら、20人しか働いていないに違いない、そう思うのは絶望的に素人だろう。
そうであるにも関わらず、無力で非力な個人の力を信じられる、もっと頑張れと声を上げる。これは実のところ、それを言っている彼の人生において、ただの一度たりとも、こういうこと。つまり大きな事、数人程度の人数がどうしても必要なことすら、これまで真面目に、真剣にやってこなかったことを示している。
∧∧
(‥ )でも個人の力で
\‐ なんとかしよう、と
考える人いますよね
(‥ )個人の力で解決できる
そんな小さな問題しか
扱ったことがない
それにも関わらず
個人では扱えない
でかい問題を解決しようと
熱心に頑張る
そりゃ破滅だよ
個人の頑張りで状況を打開しよう! そう熱弁をふるう奴がいたら、そっと、その場を離れて一目散に逃げるに限る。
∧∧
( ‥)逃げられない場合は?
(‥ )隙を見て、そいつを
崖から突き落とすしか
ないだろうな
さもなきゃその手の努力オタクと心中するはめになるがゆえに。
∧∧
(‥ )そういうあなたは今、
\‐ 自分の努力でどうにか
しないといけない
状況なのですけどね
(‥ )俺がやってるのは
ちっちゃいことだから
それで良いんだよ
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