自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年2月22日土曜日
脱成長する時、老人はちんけな復讐の喜びを忘れられない
成長の余地がない。どの方角を見ても八方ふさがり。
∧∧
( ‥)成長の余地がなければ
格差を作り、
富の偏りを発明して
社会を回すしか無い
( ‥)だから脱成長とか
‐□ 言い出す奴が
出てくるんだよな
とはいえ、しかし、40歳以上の老人が、脱成長です、と真顔で、あるいは皮肉をこめてさえも言う事ではないんだろう。
∧∧
( ‥)なぜ?
( ‥)今のこの社会を作った
‐□ 責任があるだろ?
40過ぎた老人が、脱成長しかないんですよ、ふふん、なんて得意げに言ったら、ぶち殺されても文句は言えない。
∧∧
(‥ )まあ、若い人からすれば
\‐ 不愉快極まりない言葉
でしょうからね
(‥ )若い頃、理想に燃えた
40過ぎの老人はな
”自分の賢明なる意見”を
受け入れずに破滅へ向かう
社会に絶望し、憎み、
自分勝手に恨み、
そして自分の予想通りの
袋小路を見つけて
ほらほら俺様の言う事を
聞かないからだwwww、と
そういうちんけな復讐心の
喜びを押さえられないのだ
だから得意げに
ふふふん、と言う。
無様極まりないが、しかし、老いるとはこういうことだ。心の外皮が弱まって無様な中身が漏れだしておる。本人は得意満面なんだが、やぶれかけて水漏れするその姿は、正直言って、正視に堪え難いほど醜い。
それにそもそもこの手の賢し気な老人は存在そのものが馬鹿げている。なぜって、破滅の予言はするが、結局はそれを阻止できず、失敗したからである。それはモデルの確立に失敗したことを示すし、そうである以上、本当に破滅の予言が当たったのかどうかすら、実際のところは分からない。
事実、予言は馬鹿でも出来る。破滅が絶えず必然である以上、いつか雨が降る、と言う程度の予知でしかない。破滅を阻止するか、あるいはそらしてみせた者のみが誇って良いのであって、予言を当てたぐらいで舞い上がってもらっては困る。
ふふふん、と高慢ちきに笑うのは良いけども、その予測、本当に当たっていたのかい? 当たったということすらお前の勘違いではないのか? お前の人生がひからびた生ゴミのような存在であるかのように。お前の予言も乾いた新聞紙でしかないのかもしれぬ。
とはいえ
∧∧
( ‥)そんなこともどうだって
良いんですよ
なんか策を出せよ
( ‥)困ったねえ
‐□ 何も思いつかん
∧∧
( ‥)あなた自身、このままでは
破滅でしょう
( ‥)分かっているのだがねえ
‐□ 阻止できんのだ
二、三、手はあるけども、焼け石に水、無いよりまし、な状態でしかない。
∧∧
(‥ )なにか成長戦略を
\‐ 打ち出せれば良いの
ですけどもね
(‥ )それが理想なんだがね
なにも思いつかないのが
現状なんだよな
∧∧
( ‥)とはいえしかし
( ‥)考えることをやめる
‐□ わけにはいかないなあ
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