夜、外へ出たらひさしぶりに晴れていた。
∧∧
(‥ )星が出ています
(‥ )おー、ちょっくら散歩へ
いってくるか。
というわけで公園へ。時刻は0:00。さそり座はすでに西空へ低くなろうとしていた。霜を踏みしめ、漆黒の明け方、東の地平線にさそり座の頭を見た初春からずいぶんと時が過ぎたもんだ。
眺めていると、さそり座のアンタレスを貫くように明るい流星がひとつ、南北に流れた。
射手座もよく見える。
∧∧
(‥ )射手座、バビロニアの昔には
パビルサグとされていたという
星座ですよね?
(‥ )半人半馬、サソリや鳥の
要素もまざった合成獣だね。
ベンチに座ってただ眺める。無駄な時間はすばらしい。
(‥ )思うんだけどさ、射手座より
パビルサグの方がイメージ
描きやすくね?
∧∧
(‥ )どうでしょうねえ?
いやなんか、射手座の、あのちんまりした具合がなんかパビルサグ。
さて、
こんな話*
( ‥)土星の衛星ヘレネ
-/ なんか流れたように
見えるけど、なんだこれ?
∧∧
( ‥)温度が低いから氷が
流れたとかじゃなくて
粉砕されたものとかが、
重力で”落ちた”とか?
(‥ )30kmなんて
小さな天体でこんなに
分別できるもんかね?
∧∧
( ‥)イトカワだって大きな岩石ごろごろ地域と
比較的なめらかなミューゼスの海が
ありませんでしたっけ?
( ‥)数百メートルサイズの
イトカワでも、ああいう分別が
起きるんだよな.....
*→*
∧∧
( ‥)ヘレネのこの模様は
具体的にはどう
出来たんでしょうね?
地質学にはどこへいっても謎がある。それを見ることができるし、そこが良い。