先日、ふと図書館でぱらぱらと本をめくる。歴史に法則性があるということを否定しようとした本。
∧∧
( ‥)なんかポーさんが書いた本を思い出す
お題ですね
( ‥)確かに哲学者ではあるけども日本人だな
-□ 前世紀の本だね
ダーウィンの進化理論とそれの人間社会への適用を論じて曰く、
ダーウィンは獲得形質を認めるという過ちを犯し・・・
∧∧
( ‥)まあ、言っていることは
ある程度、事実ですけどね
( ‥)あー、うん、でも、この本を書いた
-□ じーさんはあれだねえ
たぶん、おバカさんだねえ。
アリの労働カーストの存在をもってラマルク説を否定した彼が、なぜある局面において獲得形質を認めたのか、その一見した矛盾をおかしいと思わなかったのか?
∧∧
( ‥)矛盾と思える状況をなぜあえて彼が作り出して
いるのかですね。
(‥ )不思議だ、なぜだ? とか
□- 疑問に思わなかったのかね?
まだ生きていたら聞いてみたいもんだ。
∧∧
( ‥)でも、この時代の理解としては
このあたりが限界では?
( ‥)いや、実際には理解が可能な状況では
-□ あるはずなんだけどね。
じいさん、疑問に思って調べなかったのかい?
∧∧
(‥ )獲得形質はルイセンコがはやったソ連でさえ
□- 否定されていて・・・
(‥ )なんかなあ、「分かっちゃった」んだな。
分かったとはなんと無様なことか。分かったなんて、何も分かっちゃいない。