ぱらぱらとニュートンによる錬金術について書かれた本を読む
∧∧
( ‥)どうです?
(‥ )あー、うーん、
□-
根源的な粒子(古典的なアトムにたぶん該当する)が集まり粒子を作り、それが集まり粒子を作り、それで地上のものがすべて出来ていると仮定した場合。
∧∧
( ‥)金が根源的なアトムであれば錬金は不可能ですが
(‥ )金が元素であっても、それがより根源的なアトムから
□- 構成されていれば、錬金は可能なんだよな。
そして事実、それは可能ではある
∧∧
( ‥)単に化学的な過程やエネルギーでは
錬金が不可能だというだけの話ですね。
(‥ )ニュートンが錬金術を化学的に行って
□- 何かしら見つけようとしたことは
当時としては当たり前と言えば当たり前か。
当時は化学反応に関わる過程やエネルギーでは元素の変換が起きない、ということは知られていないし、ゆえに不可能である、ということも当然分からない。時代が時代なだけに、硫黄と水銀で物質が構成されていると考えるのもさほど突飛なことではないと言えばない(多分)。
はて? すると原子論は必ずしも錬金術を破壊したり排除したりするものではない、ということ?
∧∧
( ‥) 金をアトムと考えるかどうか、
ようするに僕らが言う元素が古典的なアトムと
同じである、そう前提するかしないかでは?
(‥ )逆にいうとあれかい? 化学的なエネルギーや
反応ではこれ以上単離できないから、そのものを
元素、つまりアトムであるとした、
そういうことかい?
∧∧
( ‥)理屈の上ではそうなりそうですが
( ‥)まあ、調べよう。そのうち分かってくるさ。
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地球化学者がその歴史のごく初期において、元素の存在の比率とそのあり方から、すでに元素変換の可能性を考えていたのもそういうことなのか、どうなのか。