単に繰り返しなんだけども
∧∧
( ‥)でっ? やはり科学は実在しないだろうと
(‥ )人間の思想や哲学とか呼ばれるもの、
世界を説明しようというモデル
というかモデルだけではないよね。モデルをどう論証すればいいのか? というモデルを説明するモデルまで含めて
∧∧
( ‥)色々な要素が飛び交っていると
(‥ )先生から生徒へ、師匠から弟子へ、
直接、本を読んで、1000年以上も前の
アイデアが合体したり、水平遺伝のようにどっから
ともなくやってくる。
そういう色々な要素が離合集散しているネットワーク(複雑な系統樹)があって
(‥ )離合集散の内容、配置、組み合わせで
そのモデルやモデルを検証するモデルや
その具体的な実行に性能の差が出てくるわけだよな?
∧∧
( ‥)そりゃあ出ますよね。
レシピのほとんどが正確であるが、ただ一カ所、酵母を入れるが抜けているパン(あるいはパンに由来する料理)は
∧∧
( ‥)別物ですよね
(‥ )そうなっちゃうよな。
当然、人間の自然を説明するモデル、そのモデルを検証するモデル、その具体的な実行
∧∧
( ‥)何かが抜けて機能しなくなったり
(‥ )何かが付け加わって機能しだしたり。
個人の研究者を見ても、時間経過とともに何かを失ったように見える場面があったりする。
∧∧
( ‥)科学者が科学しなくなる
(‥ )ノーベル賞受賞者がちんちくりんなこと言い出したり
反対に得体の知れない世界観を持っているニュートンが
どうもむしろそのせいで万有引力を考え出して
論証してみせたりしたみたいにな。
∧∧
( ‥)機能しなくなったり、機能したり
(‥ )科学というのを、おおよそざっくり言うと
”現象を説明する妥当なモデルを探索する”
ことだとしようよ。
まあ、世の中には論理的だから科学なのだ、ってぶっとんだことを、というか、全然役に立たないことを本気でしれーーっと言う奴もいるけども、およそ以上のように考えた場合。
(‥ )妥当なモデルの探索って、それって
動作や状態のことだよな?
∧∧
( ‥)それがある1個人の中だけでも機能したり
しなくなったり、ある思想の系譜の中で
機能していたり、機能することをやめたり。
現在でもいるという錬金術師は、聞けば魂のあり方とかを錬成するらしい。というか、それは錬成ではなくて鍛錬か?
∧∧
( ‥)合金を作る、有用なものを作る、
それを作るために必要な理論を考える
そういう要素が抜けている感じですね。
(‥ )錬金術にはもともと魂の鍛錬とか、そういう要素も
あったから、確かに以上もまた錬金術の要素を維持している
けども、過去の錬金術が持っていた科学っぽい
部分はもうほとんど残っていないよね。
技術者の側面が消えてヨガになったというの?
科学が状態だというのなら、人間の思想や哲学の系譜には科学と言える状態になっている部分や、言えない状態である部分や、二次的に言えない状態になった部分もあるだろう。
∧∧
( ‥)ようするに、科学というのは肉食動物という
用語と同じで系譜を反映していない、
人為的にまとめた”実在しない分類群”だと。
前にも言ったことですけどね。
(‥ )だから錬金術、占星術、自然科学、神学、
物理学、化学、生物学、地学うんぬんのことを
述べる時に、科学って便利な言葉ではあるけども
使い勝手がすごい悪い側面もあるんだよな。
こちらでは→*ややもすると混乱。
ケプラーの地動説は天体の運行を説明する理論
ケプラーの占星術は天体が地上界に影響を及ぼすという理論の実践
これらがいつどういう過程と理由で科学になったり、科学でなくなったと言えるようになるのか、そもそも科学という言葉を使うべきではないのか(というか、使ってもしょうがないよね、これ)。
∧∧
( ‥)科学もニセ科学もグラデーションである。
しかし定義はできる、そういう人もいますが。
(‥ )グラデーションを定義する、というのは恣意的に
範囲を設定するという話だけども
∧∧
( ‥)範囲の設定が恣意的でもいいんですよね?
(‥ )別にかまわないと思うよ。
便宜的に切っただけだもん。
便宜的に切った範囲や境界線が実在するとか言い出すとやばいけども。
例:画素はデジカメの外部に自然に存在する実体である。という主張
∧∧
( ‥)でも科学という言葉はそもそも現実の構造を反映していない
切り方ですからね。
(‥ )そういう意味でも画素みたいなもんだと
言えるかもな。あれ、グラデーションを恣意的にどころか
風景の構造と関係なく切っているし。
画素は定義もできるし、現実の処理においても有効である。画素は自然界に実在し、画素の境界線は外部に存在する。
∧∧
( ‥)という主張みたいなもんですかね、
(‥ )定義できても、その定義が有効であっても
役に立っても、それが現実世界に存在する
ことを保証してくれるわけじゃないんよね。