ちょっと一昔前の、日本におけるカイツブリの観察記録を読む。
∧∧
(‥ )1934年ですね
\-
(‥ )観察自体は大正なんだけどもね。
なんでもカイツブリを観察していたら、その観察者の跡をつけてカイツブリの卵を盗む者がいるのだとか。
( ‥)花柳病に効くという迷信が?
-□ 花柳病って何よ?
∧∧
(‥ )性病のことみたいですが?
\-
(‥ )・・・・
∧∧
( ‥)性病のことみたいですよ。
\- ようするに梅毒とか淋病とか
ああ、そういう・・・・・。
∧∧
( ‥)農村の経済は日を追うて苦しくなり、
-□ 金儲けに血眼になり、菖蒲などを刈って男の子の
節句として市場で売り、そうするとカイツブリの巣が
人目にさらされ、例の妙薬との迷信が働き・・・
(‥ )四捨五入して80年。
日本人って金持ちになったんだな。
節句に菖蒲なんて、もうやっている人はどれだけいるか。それにしても古代人の思考はよく分からん。
( ‥)花柳病ってあんた
何その、きどったネーミング?
梅毒だろ? 淋病だろ?
∧∧
( ‥)まあ、どうでしょうねえ?
無限希釈した溶液に効果があるという
呪術がはやっているのが現代でして。
死者まで出てるんでしょ?
さてもさても、考えることは古代人も現代人もやはり同じか?
∧∧
(‥ )カイツブリが漁の餌をとるからって理由で
□- 巣を見つけると櫂とかで叩き潰してたみたいですね。
(‥ )昔は楽天的だったよな、無限に自然が
あると思えた時代でもあった。
しかし、今もたいして変わらないか?
在来種が危機に会っている時に、外来種を駆除するのは可哀想、と主張するのも、たぶん、自然が無限大だと思っているのか、
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( ‥)あるいはどうでもいいのでは?
(‥ )かもね。