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2010年9月29日水曜日

魔法理論

 
 ∧∧
( ‥)本が届きました
  -□
     (‥ )直訳すれば「錬金術の講師 ヘルメス・トリスメギストス
         からアイザック・ニュートンまで」だね。

 先日読んだ日本人の書いた少し古めの占星術の本では、「ニュートンが錬金術や占星術の原稿を残していたからといって、彼を占星術師扱いするのは冒涜だ」みたいなことが書いてあったけども。

 ∧∧
(‥ )実際には占星術師、錬金術師、
 □-  それに準じる人だという扱いですよね

     (‥ )まあ、あの人、かなり変わった人だったから。

 だけどもしかし、ニュートンを魔法使いと言っていいのかは(今の我々からすればそう見えたとしても)、彼ら自身からすれば実のところはよく分からない。

 錬金術師、占星術師、彼らが持っていた理論体系が現代人のものと異形で、それゆえに金を錬成したり天体の運行が地上の人類に影響を及ぼすと予測し、作業をしてみせたってだけで。

 ∧∧
( ‥)ニュートンさんは自分のところを
    魔法使いだと認識したでしょうかね?

     (‥ )どうだろうねえ。本人の神学的な世界観では必然だったのかも
         しれないしな。

 まあ、それは読んでみれば分かること。

 ∧∧
(‥ )カバラとかはどの程度の影響を及ぼしたんでしょうね?
 □-
     (‥ )さてねえ。読めば分かってくることだろうけども。


 ケプラーは、彼が天体の運行の理論を語っている時と、そうでない時とでは天文学者と神秘家としての側面がそれぞれ別々に現れているように見えると評する人もいるけども

 ∧∧
( ‥)それだと二重人格者みたいですよね。

     (‥ )むしろ実際にはケプラーなりに、統一的な
         理論体系があったのかもしれない。

 というか無いわけないと思えるし、そういう場合、それは実のところ

 ∧∧
( ‥)神秘的と揶揄される部分が、むしろ主体かもしれませんね

     (‥ )科学と魔法というと何か対立的でゲームの世界
         みたいに感じるけども。

 実際には「過去において存在し、検証の過程で敗北した統一的な理論」というものが

 ∧∧
( ‥)あったのだろうと。

     ( ‥)つか、あっただろう、明らかに
       -□ カバラがこれにどの程度関わるのか・・・

 ∧∧
( ‥)間違った仮定でも役に立つことがあるように

     (‥ )魔法も科学の黎明期にはそれなりに
         役にたったんだろうな


 万有引力もそもそもそういう背景から誕生したんじゃねーの? と言われるのも当然か。

  
     (‥ )実際、引力? 何そのインチキ臭い設定?? と
         デカルト派と喧嘩になるんだもんなあ。
 ∧∧
( ‥)仮定がパチモンぽく見えたってことですよね。

 

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