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2009年3月31日火曜日

展示

 
 某博物館の某展示がおかしくなった、という話。その内容とやらをネットで見てみると。

 
    ( ‥)うーむ、素人目に見ても変な箇所がいっぱい
      -/
 ∧∧
( ‥)おいちゃんが見てもそうだから
    専門家の皆さんはどう思うんでしょうね

 というか、本当にこんな説明なの? と思ってしまうくらい変。

    (‥ )例えば、もしおいちゃんがこういうテキストを書いたら、
     □-  各所方面から馬鹿のレッテルを貼られて
        物書きとしてアウトだろうなあ
 ∧∧
( ‥)まあ、関係各位に迷惑をかけること必定ですね

 たぶん、ゼネコンかどっかがてきとーな仕事をしたんだろう。文献のリサーチがまずい。というか一般書籍を斜め読みしててきとーに書くと多分、こんな感じになると思う。研究者の監修も受けていないんだろうなあ。ようするにこれを担当したサラリーマンは仕事を果たさずに給料をもらったってわけだ。


    (‥ )というか、担当者にとっては
        これが”仕事”ってことかな。
 ∧∧
( ‥)まあ、そのサラリーマンは
    科学者や技術者やシェフじゃないですからね


 科学者や技術者やシェフや主婦とかなら現実を制御できないと大問題。塩をひとつまみお鍋に入れると味が変わる。そうであるからこそ現実を無視できない。

 だがそういう立場でないと現実を無視しても問題ない。間違ったレシピを書いても、料理を作らない人間には問題ない。間違ったテキストを書いても、研究者でないのなら問題ない。問題を認識できないし、する必要もない。

 ∧∧
( ‥)是正は可能?

    (‥ )そりゃあ可能だけど、展示を作った連中は
        たぶん、何もしてくれないよ。

 是正をするには予算がいる。予算が降りるかどうか、これが問題。たとえば展示内容のテキストに問題点があると分かるのは研究者だが、研究者は予算を決定する力を持っているだろうか? 

 例えばの話、ゼネコンだのその会社のサラリーマン(最悪の意味で)だのにとって、予算の決定権を握っていない相手の言うことに耳をかす必要はない。ようするに彼らにとって研究者の意見なんかどうでもいいのだ。

 ∧∧
(‥ )そういえば某博物館の展示品、
\-   開館から何年もたったのにまだラベルが
     間違ってますね。

    (‥ )研究者が文句いったけども
        内装会社が直さねーんだわ、これが。


 まあ、これが勤勉に働く日本人とやらの実体。
 

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