19世紀と我々のいる21世紀とでは技術に大きな差がある。当然、こちらで無意識のうちに前提にしていることが通用しないことがある。ダーウィンは学生時代に人を雇ってわざわざ歌ってもらったのだとか(<出典うろ覚え)。
はへー? なんでそんなことを・・・と思って考えてみれば当時はiPodどころかCDも、いやいやエジソン以前の世界なのでそもそもレコードすら影も形もない。というわけで、、、、、
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( ‥)音楽を聞きたいなー、と思ったら
直に弾いてもらうか、歌ってもらうかなんですね。
(‥ )だから当然なんだよな。
例の「英国レディになる方法」を読んでみると「フロス河の水車場」なる小説(1860年の作品らしい)では4人の仲の良い男女のグループ。そのひとりスティーブンが仲間のフィリップとルーシーに音楽を奏でさせておいて、自分はもう一人の女の子、マギーをくどくシーンがあるのだそうだ。
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( ‥)!! ひっど!!
お友達をムード盛り上げ係に
したんですか!!
(‥ )まあ、でもしょうがないんだよなあ。
音楽機械がないわけだし。
しかし友達がCDがわりっていうのは、ある意味、シュールな光景ではある。
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( ‥)まあ、4人でカラオケにいって
2人に歌わせておいて、自分はくどいているのだ
と思えば、理解しやすい状況ですね。
(‥ )そうなんだけどね。
ダーウィンは奥さんのエマの奏でるピアノを喜んだというけども、この場合は奥さんがCDがわりってことになるんだろうか。
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(‥ )当時は音楽とは良家のお嬢様のたしなみだった
\- そうですね
(‥ )今よりもずっと必要性が
あったんだろうなあ。