ホルスタインの赤毛。あれは優性の黒毛に対して劣性で、今だに排除し切れていない。そういう話は先の本に書いておいたのだけども、ぎりぎりで優性/劣性の対になっていない、というような話を聞いて削除。ところがその後、別の文献を読んだらやっぱり最初の通りでよかったらしい(っぽい)
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( ‥)じゃあ、第2版が出たら記述を復活させますか?
(‥ )本当に良いか確認してからね。
来週、確認しよう。
さて、
種の起源が理解できない、ダーウィンの理論が分からない、交雑できないのなら別種だ、まあその他もろもろ世の中の”頭のいい人たち”が展開する論法はなかなかに奇妙。というか、なぜに相手を疑うのに、自分たち自身の前提を疑わない?
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( ‥)というか、前提に関して無自覚なんでしょ?
(‥ )ルイセンコ派の人々みたいにね。
無自覚だから疑わないんだよな。
なぜオーソドックスの遺伝学者はメンデル遺伝という前提を通してしか物事を解釈しないのか? それが問題だというのに!!、と力説したご本人達が自分たち自身の前提”マルクス主義は真理なり”を疑わなかったのが致命的。
(‥ )というか、○○が真理だとすると
- 現象Aが観測されるはずだ
だがいくら確認しても観測できず。
∧∧
( ‥)反証(こういう言い方が妥当かどうかはともかくとして)
が増大しても理論を救おうとし続けたのがまずかった
んですよねえ。
前提を通じて物事を見るのが問題なのではない、その前提、それ自体が現実と照らし合わせて妥当なのかどうか、それこそが大問題。
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( ‥)でも理論を棄却しないで
理論を救うために色々な補助仮説を導入したんでしょ?
(‥ )例の未知の回路”ホルスタイン”だよなあ。
つまり、そのなんだ、ルイセンコ主義者はホルスタイン状態だったのだ。
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( ‥)・・・なんか途端に牧歌的になりましたね。
(‥ )イデオロギー色が抜けていいと思わないかね?
肩から力が抜けるとはいいことだ。