日本の生物学は1世代程前までルイセンコ主義者や今西進化論者によって相当な程度傷つけられ、汚染されていた。当時の生物学や進化論の本を読むとそれはそれはひどい内容で、150年前のダーウィンに追いついていないどころか、まるで錆び付いた中世期からそのままやっていたようなどえらいしろもので、生気論チックなブラックボックスは大手を振って歩いているし、集団遺伝学を平気で否定して、化石記録を恣意的に解釈して”発展の法則”を打ち立てるわ、もはや悪夢を通り越して地獄状態。まあ、まともな学生だったらこんなジャンルに踏み込まなかっただろうなーと思わせるもので。
( ‥)この状況ってやっぱりあれか?
-□ 進化理論出現以前の状態ってことか
∧∧
( ‥)どうもそれっぽいですね
さて困りましたな。およそ汚染されたとおぼしき世代。つまり今の50代以上、というか40代も怪しいのでそこに含めてしまうけど、こりゃあ40以上が根こそぎ全滅しないとダーウィンが理解される日はこないのではなかろうか、というかそうだろ、これ。
(‥ )うーむ、それを考えると人間が死ぬというのは
なんとすばらしいことなんだ。
∧∧
( ‥)世代交代が起きるからですね?
でも、それが分かっていてもなお、自分の命は
おしむわけでしょ?
(‥ )そりゃあ、40代のおいちゃんだって死にたく
ないからね。
∧∧
( ‥)社会のためにと言いつつ、たとえ社会の負担になっても
自分は死にたくない。
矛盾ですね
(‥ )いやその、我々は社会的な動物である以前に
個人の集合体でね・・・
∧∧
(‥ )あなたたちお猿さんは嘘つきですよ
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