図書館に簡単な神学の本があったので目を通してみた。
∧∧
(‥ )ダーウィンは生存競争に世界を
□- 放り込んだけども、スペンサーの
おかげで進化論はよりすばらしく
肯定的になった、まあそういう
内容ですね。
(‥ )...ああ、駄目だな。
古生物学者がやたらにこだわった定向進化も、グールドが一生懸命に(個体間の闘争を骨抜きにしようと)主張した断続平衡説も、マルクス主義者の発展するんだという考えもスペンサーも
∧∧
( ‥)あなたたち人間は、こういう
”方向性を発見して”、
”生物の内的な向上の原動力”とか
”集団のなんか”とか、抽象的な概念で
説明するのが好きですよねえ
(‥ )そんなものは説明じゃねえよ
というか、役立つ説明じゃないな
それにしても、マルクス主義者と
キリスト教徒なんていう、
概して敵対的な異なる
信仰者でも同じものに
飛びつくのだからなあ。
これはもう我々サルの認識の限界、あるいは人間の脳の構造に潜んでいる何かだとしか思えない。
∧∧
(‥ )それにしても、これが現代神学
□- なんですか?
(‥ )そうだとしたらがっかりだよね。
倫理的、社会的な失礼と非礼を承知の上だけども、時々、思うのである。現代の神学者たちってあれなのか? 聖トマス・アクィナスの知的な子孫であるはずなのに、堕落しきって知的に劣った存在になってしまったのか? 見るべきものがまったくの皆無。なんと嘆かわしい。かつてその限りを尽くした先人達に恥ずかしいと思わないのかね。
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( ‥)まあ、結論はもっと調べてから
言うべきですよ。神学と自称する
トンデモさんかもしれません。
( ‥)13〜14世紀のスコラ哲学者たちは
-□ ガリレオ、デカルト、コペルニクスに
先行したというが、事実なら
実にすばらしい。調べねばなるまい
知恵の実を食ったことが罪だと前提するにしても、やるべきことはやるべし。