自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2011年12月7日水曜日

知恵の実を食ったが所詮はサルだった

 図書館に簡単な神学の本があったので目を通してみた。
 
 ∧∧
(‥ )ダーウィンは生存競争に世界を
 □-  放り込んだけども、スペンサーの
    おかげで進化論はよりすばらしく
    肯定的になった、まあそういう
    内容ですね。
 
    (‥ )...ああ、駄目だな。
 
 古生物学者がやたらにこだわった定向進化も、グールドが一生懸命に(個体間の闘争を骨抜きにしようと)主張した断続平衡説も、マルクス主義者の発展するんだという考えもスペンサーも
 
 ∧∧
( ‥)あなたたち人間は、こういう
    ”方向性を発見して”、
    ”生物の内的な向上の原動力”とか
    ”集団のなんか”とか、抽象的な概念で
    説明するのが好きですよねえ
 
    (‥ )そんなものは説明じゃねえよ
        というか、役立つ説明じゃないな
        それにしても、マルクス主義者と
        キリスト教徒なんていう、
        概して敵対的な異なる
        信仰者でも同じものに
        飛びつくのだからなあ。
 
 これはもう我々サルの認識の限界、あるいは人間の脳の構造に潜んでいる何かだとしか思えない。
 
 ∧∧
(‥ )それにしても、これが現代神学
 □-  なんですか?
 
    (‥ )そうだとしたらがっかりだよね。
 
 倫理的、社会的な失礼と非礼を承知の上だけども、時々、思うのである。現代の神学者たちってあれなのか? 聖トマス・アクィナスの知的な子孫であるはずなのに、堕落しきって知的に劣った存在になってしまったのか? 見るべきものがまったくの皆無。なんと嘆かわしい。かつてその限りを尽くした先人達に恥ずかしいと思わないのかね。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、結論はもっと調べてから
   言うべきですよ。神学と自称する
   トンデモさんかもしれません。
 
    ( ‥)13〜14世紀のスコラ哲学者たちは
      -□ ガリレオ、デカルト、コペルニクスに
        先行したというが、事実なら
        実にすばらしい。調べねばなるまい
 
 知恵の実を食ったことが罪だと前提するにしても、やるべきことはやるべし。
 
 
 

ブログ アーカイブ