歴史が近代に入ると途端に本の記述が、ブルジョワ、とか、反動、とか、プロレタリアート、とか、うざいし、うるせえ。
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( ‥)..まあ、その、マルクスさんの理論に
そって物事を解釈しよう、という
ブームがですね、かつてありまして。
( ‥)知ってるかい? 仮説はたとえそれが
-□ 間違っていたとしても役立つ側面が
ある。
これを聞くと、役立っているから良いではないか、では留まらず、役立っているから正しいのではないだろうか? あまつさえ、いや、むしろ正しいに違いない、とか無邪気に言い出す連中がいる。
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( ‥)でも実際には
(‥ )役立っているからといって正しいとは
限らないし、そんな保証はどこにも
ありはせんということよ。
プトレマオスのアルマゲスト(和訳版)に目を通す。円と等速運動の組み合わせで天体の運行を説明するモデルは、当然、天体の運行を把握することに役立つが、結果的に正しくない。