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2011年12月8日木曜日

西の田舎者

 資料に目を通していたところ

 ∧∧
(‥ )西欧が十字軍を結成しイスラム世界に
 □-  攻め込んだ時、教会も君主たちも
    イスラームが一神教であることを
    知らなかったと
 
   (‥ )はあ?
 
 なんだそれ? 何この野蛮人? 頭膿んでるのか?
 
 ∧∧
( ‥)現代日本人でもヒンズー教と
    イスラームの区別ができない
    人がいますけどね。
 
   ( ‥)一般大衆の無関心と
     -□ 権力者や知識階級の無知蒙昧は
       同列に語れることじゃないぞ。
 
 ∧∧
( ‥)日本の政治家でもいそうですけどね
 
   (‥ )民主国家の政治家はそれでも
       良いのだよ。失政、落選、
       解答探索に知性を必要としない
       政治決定、それが民主主義さね
 
 民主世界の政治家は、本質的には人間である必要はない、適当な政策を書いて転がすサイコロでも、データを列挙した行列でも別にかまわない。提示された政策が失政した場合、それは選挙によって排除される。こうして妥当な政策を探索するこの過程に、知性が介在する必然性は本来ない。
 
 ∧∧
( ‥)でも独裁制や君主制では
    そうはいかないと
 
   ( ‥)西欧キリスト教社会が
     -□ とてつもないど田舎だ
       そういうことなんだろう
       けども
 
 さすがに文献でチェックしないと、にわかには信じがたいくらい、ひどい話である。
 
 ∧∧
( ‥)でも納得はするのだと
 
   (‥ )現代以前の西欧キリスト教社会が
       持っていたあの極端な残虐性は
       無知蒙昧、閉鎖性、独善性、
       狂信と後進性からきていると
       するなら納得はいくよなあ。
 
 一部文献には、ローマ帝国が東西に分裂し、さらに西ローマが崩壊した後、西欧世界には侵入した異民族の戦士気質が混ざり、さらに侵入してくる新たな異民族を迎撃するためにローマ教会が聖戦を強調するようになった。それが西欧キリスト教社会、ひいては西欧世界のキリスト教が異様に血なまぐさい存在になった理由であるという。
 
 ∧∧
( ‥)東方に残った東ローマはそうは
  -□ ならなかったという
    話のようですが。
 
    (‥ )”ブルガリア人殺し”のバシレイオス2世
        とかいるけども、戦争を是とすることは
        教会もしなかった、そういうこと
        らしいのだが、確認せねばなるまいな
 
 無抵抗に処刑されたイエス。剣をとるものは皆、剣で滅びるという言葉を残す宗教が、かたや血みどろの存在になり、かたやそうはならなかったとしたら、それは頭を抱える話でもある。
 
 
 
 

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