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2011年12月8日木曜日

無駄な努力の前の便利は卑怯

 15〜16世紀に生きた西欧の騎士バヤールは、捕虜の石弓兵(ようするにボーガン/弩を持ちいる兵士)を、兵士のあり方として卑怯で臆病、そんな理由で処刑した。そういう話がある(「戦略の歴史」 372ページ)。
 
 ∧∧
( ‥)訓練も鍛錬も腕力もないまま
    戦士達を殺すとは何事か、
    そういうことですよね。
 
   ( ‥)人間は自分の努力が無駄である
     -□ ことを思い知らされるテクノロジー
       や技術を前にすると狼狽し
       あわてふためくのよね。
 
 じいさん、そんな無駄なことしてないで、こうすれば合理化できるよ、と言うと、卑怯だ!! ずるい!! とヒステリックに叫ぶのは、それは彼が人間だから。そういうことでもある。
 
 おおっ、便利だ!! へへっ、これでどんなことしようかなー、とは意外に考えない。というか、それまでに慣れてしまって、色々なことを忘れてこだわり、そうして可能性を捨てる。
 
 ∧∧
( ‥)困ったことですね。
 
    (‥ )えらいこっちゃなんだよ
        これ、死ななきゃ直らないし、
        死なないと前へ進まない
        そういうことなのよね。
 
 かくて、我らの道は遠く、歩みはのろい
 

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