自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2013年12月15日日曜日
分かりやすい話を信用するには条件が多すぎる
頭の良い人は分かりやすく説明してくれる。
∧∧
(‥ )だから、
\‐ 私が分からない説明をする
あの人は、頭が悪い
だからあんな人の言うことを
信用する必要はない
(‥ )まあ、理屈は通っているよな
とはいえ、実際にはこの主張、省略されすぎていて、このまま額面通り受け取るには、考慮しなければならないことが多すぎる。
∧∧
( ‥)例えば、今ここにいる人は
頭の良い人で、
正直に分かりやすく、
悪意を持たずに
説明してくれている、
という前提付きでないと
以上の話は成り立たない
(‥ )つまり以上だけでは、
頭の回る詐欺師が
頭の鈍いカモを発見して
舌なめずりしながら
受け入れやすい嘘で
騙そうとしている、
という可能性を
排除しきれないのだ
分かりやすい話をしてくれる、という事柄には他にも色々な可能性がある。
例えばみんなが勘違いしやすい勘違いを簡略に話している勘違いさん、という可能性。
実のところ多分、これが一番多い。
とはいえ、ここでは論じない。
∧∧
( ‥)いずれにせよ
( ‥)まっ、冒頭のようなことを
‐□ 無邪気に断言口調で
言ってしまう人は
眼を付けられる可能性が
あるよね
分かりやすい話が、同時に正しくもあるには条件が幾つも必要になる。しかし、分かりやすい、これ自体は正しいを保証してはくれない。分かったは多くを保証してくれそうだが、実際には何一つとして保証してなどいない。当然、分かりやすい、だけで満足すると勘違いや詐欺の侵入を容易に許す。分かりやすいはあまりにも危険だ。
ブログ アーカイブ
-
▼
2013
(712)
-
▼
12月
(66)
- プレセペ星団
- かに座の写真と青い空のシュロヤシと
- 火星、順行中
- おとめ座の火星
- 機械仕掛けのダッチワイフと答えたら、その人工知能は本物だ
- 直接選挙制という大衆的弊害
- 無理数の宇宙
- 私のいる世界は割り切れない世界
- 取引先の社長が若くて頼りにならない場合
- さあ、世界の鍋の中へ
- ロジカルシンキングは地方都市のおっさん向けだからね
- 骨董品は骨董品だ 新しい機能はそこにない
- 物差しが有効であるには現実と照らし合わせないといけない
- 売らねばならぬのだ
- 幸福、不幸、大滑落
- 経験が必要な場面で論理という机上の空論を持ってくる
- カノープス:理解は無知の裏返しである
- 以前のように無邪気でいられるのか?
- 直角定規による木星運行の誤差は数分の1度程度?
- 星占いの日々
- 自殺攻撃のインパクトに眼が曇る
- 削除の機能が無いんだか、あるんだか
- 冬の到来と木星の逆行
- 理想的な喫茶店もお客がいなければ意味がない
- 無様なり知性の宮殿
- 公理体系の宮殿自慢
- ご都合主義的な設定、それがワープ
- 認識論を自然科学だと思い込んだ報い
- 敗北と批判の空虚さがリンクするは必然
- 祭られぬこともなき、取るに足らない祟り神
- 人間力、という駄々ごと
- 墨絵のごとき月夜
- それは発想が絶望的に素人な
- デッドライン・フォーティー
- 対案が示せないので詩人になりました
- 未来人が僕らに選択肢を教えてくれる時
- 根幹がファンタジーかと問われれば肯定も否定もできず
- 信念とはすっからかん
- 分かりやすい話を信用するには条件が多すぎる
- 2013年ふたご座流星群その2
- 2013年のふたご座流星群(極大)
- 何もかも口先だけだねえ
- ふたご座と木星とワサトと
- 文系と理系は患者さんの色が違う たぶん
- ふたご座δ星ワサトと木星
- 檻の中にいる人間
- コメントが痛い領域に偏る、必然的な可能性
- この競合と絶滅と偏りはいかに理解すべきか?
- ああ、陰謀論って占いなのな
- 状況が変動する時、そこから利益をむさぼる詩人たちがいる
- 12月10日のISSと金星
- 例えば階層化された社会で学園ラブコメは存続するのか?
- 長距離走が苦手で絶滅する
- 自分であることを証明できるか? それは問いが間違っている
- 図書館からの帰り道、月はおよそ12度動いていた
- 跳躍扉
- 本を読んで、分かった、では困る
- 秋の紅葉 散りゆく学名
- 12月6日 夕暮れの下の三日月と金星
- 来たれ! ジャガランディ
- 鮮やかに紅葉
- 合衆国派 VS 世界帝国派、という切り口
- もう誰も残っていない
- やっぱ下が水星だったらしい
- 「つむじ」と「うなじ」を間違える
- どれが水星なのか
-
▼
12月
(66)