自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2013年12月15日日曜日
信念とはすっからかん
例えば危険な状態になった時、逃げ遅れる人がいる。
賢しい人は曰く、
なんで逃げないの? 人間って非日常だと頭が麻痺して反応が鈍るんだね? 何もしないで逃げ遅れちゃうんだ?? 怖い怖い、僕もそうならないようにしないとwww
∧∧
( ‥)あなたに言わせれば
それはいかにも
机上の空論だと
( ‥)少なくとも
‐□ パニック起こして
逃げた連中のせいで
地下鉄に20分ばかし
余計に閉じ込められた
身としては
それはいかにも
空論に聞こえるかなあ
ここで少し書いた話=>hilihiliのhilihili: 3つの選択肢から、あなたならどれを選ぶ?
もちろん、正確に言えば逃げた人もパニックを起こしたとは限らない。冷静に判断した上で、ここは電車から出て、徒歩で逃げよう、そう判断しただけかもしれない。
かもしれないが...
∧∧
(‥ )でも電車が緊急停止して
\‐ 爆発しました、という
アナウンスがされた時、
車外に出て
地下鉄のトンネルを
歩いてしまう、というのは
パニック状態に陥ったと
考えるのが自然でしょうね
(‥ )その人たちの安全を
確保するために
隣駅まで駅員が歩いて
確認しなければいけないし
そのためにこっちは
止まった車内で
ただ待たされるわけよ
パニックを起こされると、それが少数であろうがなんだろうが、困った事態に陥る、とも言える(最悪の場合、こっちが殺されるんである)。
実際、考えてみれば、パニックを起こす人間が少数、ということは、それはパニックになる人間が不利なんだ、ということではないのか?
あるいはもっと正確に言えばこう?
パニックを起こしてしまう人間は結果的に不利になって集団の中では少数派にとどまるだろう。
∧∧
( ‥)パニックとは、この場合は
危険を過敏に感じて
とにかく直ちに逃げ出す人の
ことですけども、
こういうパニックを起こして
生き延びられるのなら
人類の大半はパニックを
起こすようになっている
はずですからね
(‥ )でもそうでない
それはパニックを
起こしちゃうのが
あんまり有利じゃない
そういうことだろうなあ
∧∧
(‥ )...この話をすると
\‐ 思い出すのが例のお母さんの話
ですかね
(‥ )原発ぱーんした後に
赤ん坊を連れてどんどん
幾度も引っ越しをしちゃった
お母さんな
子供にじんましんが出た! ご本人は放射能のせいだ、と思っているらしいが、いや、それはむしろ、生まれたてなのに子供をつれて幾度も引っ越しを繰り返した方が圧倒的に悪影響なんじゃねーの? という状況
*この話=>hilihiliのhilihili: 似ているようで、この議論、重大な相違点があり、混合されている
本人は良かれと思っているし、良かれと思っているからこそしているわけだが、結果的には育児に失敗しているとも言える。
実際、得たものに対して、かかった金や手間や手続きという、有形無形、様々な出費のことを考えてみれば良い。宇宙は人間社会のように優しく残酷なものではなくて、無情で冷酷な経済原理でしか動いてくれない。たとえ利益が生じても、全体として赤字になれば良い悪いに関係なく破滅だ。
∧∧
( ‥)もちろん逃げた方が
良い時もある
(‥ )そりゃあそうだ
パニックを起こす
あわてんぼさんが
少数とはいえどもいる。
これはひとつの解釈として
パニックを起こす人も
それなりに有利な局面が
ある、そういうことかもな
だがな、起きた時、
逃げるべきか、
踏みとどまるべきか、
それは分からないんだよ
そもそも状況が
分からんのだからな
言って見れば、冒頭の賢しい連中は後付けで言っているだけなんだ、とも言える。
いや、あるいはもっとたちが悪いのかもしれない。
∧∧
( ‥)単にご本人の信念だけで
申し述べている可能性
( ‥)そうなるともう
‐□ 机上の空論どころの
騒ぎではないな
単に宗教の問題だ
これが妥当なのか、妥当でないのか? どちらを選ぶか?
それは判断の話だが
これはこうに違いないからこうするべきなのだ! そうでないのはおかしい!
というのは単純に信念と信仰の話でしかない。
こんな自分の確信以外に根拠を持たない人間が、踏みとどまった人々を愚かと笑う。これは賢しすぎる。
∧∧
(‥ )でもこういうことを言うと
\‐ そういうものの考えが
現在の日本や状況や、
色々な既得権益の跳梁跋扈を
まねいたのではないかな?
と言われるかもですね
(‥ )そこが信念だけしかない
すっからかん人間がする
反論の特徴よ
どこまでいっても根拠が自分の確信しかなく、自分の確信しか話していない。堂々巡りでどこまでいってもただの空っぽだ。
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