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2013年12月23日月曜日

以前のように無邪気でいられるのか?

 
 艦隊これくしょんなるゲームは補給に関して非常にシビアだと言う。空母の維持修繕で大量の物資が消費されるのは言うにおよばず、大戦艦に至ってはどえらいことに。
 
 ∧∧
(‥ )やったことないけど
\‐  そういう話みたいですね
 
  (‥ )いつも思うけどもさ、
      そういうゲームを
      やった人は
      宇宙戦艦ヤマトを素直に
      見る事できるのかな?
 
 
 ∧∧
( ‥)補給もない、たった一隻の船が
    敵、大帝国の首都星まで
    攻め込んで勝利する
 
  (‥ )補給と維持費に泣かされた
      プレーヤーにとっては
      嬉しい話かもだけど、
      そういう夢のような話を
      以前のように素直に
      受け入れられて、
      夢中になれるものかね?
 
 戦争を続けるアメリカのヒーローは少年というよりは、むしろみんなごついおっさんで、空想的な武器もないではないが、日本のような装飾過剰非現実的なロボット兵器はどうも登場しないか、ごく少ないらしい。機械にも魂が宿るアニミズムな多神教の日本と、唯一絶対の神を信奉する一神教のアメリカ、そういう違いはあれど、あっちのロボットはどっちかというと無骨で即物的だ。
 
 ∧∧
( ‥)戦争のコスト、被害、
    戦傷兵、そうした現実が
    空想的な兵器の歯止めに
    なっている可能性?
 
  ( ‥)日本のロボットメカは
    ‐□ 格好よさ重視でな
      装飾過剰で意味不明な
      パーツが多いのよね
      むしろ無駄こそ命っていう
      中世期の甲冑だよねえ
      あれをアメリカ人は
      素直に楽しめるんだろうか
      という話よ

 
 
 もちろん文化的な違いもあるんだろうけども。現実に直面する、という圧力は装飾やデザインにも大きな効果をもたらしうる。
 
 例えばWW1の開戦当初、ドイツ軍なんかが使っていた頭のてっぺんにトゲのついた兜。ああいう装飾と思われるものが機関銃と鉄条網と塹壕戦という現実を前にして、消えてしまったように。
 
 ∧∧
( ‥)ともあれ
 
  (‥ )補給、兵站、損害、損耗率
      こういう無情な現実を
      突きつけられた人は、
      これまで
      楽しんできたものを
      これまでのように
      喜べるものなのかね?
 
 
 そういえば、模型店で戦車のプラモデルの脇にガンダムが置いてあるのを、不謹慎、と評した人がいたことを思い出す。多分、彼は宇宙戦艦ヤマトも、不謹慎。と評するだろう。
 
 
 
 

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