自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2013年3月19日火曜日
牢獄の北半球、夢の南半球
∧∧
( ‥)つまり?
( ‥)大雑把に言えばそうねえ
列強が事実上存在しない南半球の連中の言い分や幸せを聞いても役に立たない。
∧∧
(‥ )まあ、オーストラリアみたいに
\– 北上もすれば、かつて日本と
まがいなりにも戦争した国も
あるんですけどね。
(‥ )南極の領有権を主張する
国々もあれば、紛争も
あるわけだ。
だが、軍艦が軍港内から動かぬまま、朽ちかかっている国があったりするのも事実(大国で)。
∧∧
( ‥)つまるところ
(‥ )南半球の理想論も
南半球のいい加減さも
南半球の幸せも
北半球には通用しない
おおむねそう思えば
いいのじゃないか?
例えばの話、自分から国のために手を上げるとみんなからたかれられ、奪われるだけ奪われる。そんな状態に固定された社会。そんな社会が北半球で成立するか?
∧∧
( ‥)成立することは成立する
かもですね
(‥ )でもなあ、一部の成功者が
利益を独占し、
社会に不満が渦巻き、
抑圧はあり、それでも
みんなが自由勝手してる
中国だって、
そんな社会ではないらしい
のよな。
その中国の、あの、るつぼのような活気ある有り様でさえ、ここから先はつらいだろう。
∧∧
( ‥)活力で成り上がるのは簡単
なのですよね
( ‥)問題は、そこから先だ
–□ 日本だって成り上がるのは
簡単だったからね。
本当に難しいのはここから
先なのだ。
持続力、組織力、
そういう集団の力が必要だ
それも冷酷で、事務的で
うんざりするような
いやなやつ
中国も日本も、おそらくはアメリカでさえ、列強同士の均衡というこの北半球の不幸な現実に、今、とまどっているのではないか?
∧∧
( ‥)鎖国気質な日本は湾岸戦争で
エゴイストとののしられ、
神の国と舞い上がった
理想主義者のアメリカは
イラク戦争で馬鹿じゃね?
と白い眼で見られる。
(‥ )中国もあのやり方は
いかにも中国らしいのよな
広大な国土で、長い文明と歴史を持っていて、人々の競争があまりにも激しくて、自由すぎて、とにかく、オレが、オレが、という世界。
∧∧
( ‥)問題はオレが、オレが、
と言っていると、
組織力うんぬんだけでなく
そもそも周囲から
白い眼で見られると
( ‥)図体もでかいし、国力も
–□ あるからね、それで
オレが、オレが、と
やっていると、
周囲全てから敵視され
恐れられ、攻撃されうる
実際、火種は山のようにあるし、作ってしまったし、ある意味、手足になってくれそうな友邦国は核兵器を持つ以外、なんかびみょーな2国だけだし、パキスタンにいたってはもはやどうなっているのかよくわからない有様。
∧∧
( ‥)あのようなやり方では
もたないだろうと
(‥ )ある意味中国って、
上京してきたお登りさん
状態じゃね? あるいは
独自ルールにあふれた
古き都から
新進の首都に出てきて
場違いになっている
由緒正しい人
でも、なんかそうなってしまうのも分かるような気がするのだ。あの広大な国土と歴史だもの。いくらかつて列強に攻め込まれたことがあるとはいえ、外にまったく別の世界があるということを、彼らが理解しているのか疑わしい。
∧∧
( ‥)それを考えれば
( ‥)北半球はいわば牢獄だね
生存競争が激烈な
地獄のような世界。
みんなこれから
しかめっ面で、
文句と愚痴と疲労の中で
生きなくちゃいけない。
それにもう慣れた国、
まだとまどっている国、
しかしいずれも最後は
慣れざるをえない。
だって牢獄だもの。
だからこう。視点を変えれば、状況の違う南半球の常識も良識も、それは北半球には通用しないし、役に立たないだろう。地球全体が閉鎖された地獄へと邁進しているが、北半球の方がその進行は速いだろう。事実、昔からそうだった。
∧∧
( ‥)そして予想するに
(‥ )いつか南半球は北半球の
残忍さの前に屈服する
おそらく。
今はまだそれができない。海を越えての征服は容易いものではないから。
∧∧
( ‥)でもいつか技術が
ブレークスルーを起こす
( ‥)まあ、それまでは
楽園の夢を見ていてくれ
そのうちそっちにいくよ
アミーゴ、って感じかな
それにしても
∧∧
(‥ )いつか、南半球からも
\– 覇王が現れますかね?
(‥ )オーストラリアは候補の
ひとつだけども、
出るとしたら、
アフリカじゃねえか?
たぶん、まだ何世紀もかかるだろうけども。人類の文明がもし、このまま瓦解せずに進行するなら、いつか。
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