自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2013年3月18日月曜日
雨と微細な鉱物粒子
∧∧
( ‥)どうです?
( ‥)グリセリンを少し塗布した
–□ スライドガラスを外に置く
付着したものを見る。
花粉、土ぼこり、そして
∧∧
(‥ )少し細かい雨が降りましたが
□– スライドグラスに残った
雨粒の乾いた痕に細かな
粒子が見えますね。
(‥ )カバーガラスとグリセリンの
追加、そして透明マニキュア
による封入、この過程で
ばらけてしまったけども
花粉と比較して考えるに
これが黄砂かもしれないね
大きさは花粉の10分の1とかそれ以下。透過光で見ると小さすぎて透明、どうも微小な鉱物であるらしく、粒子が集まった土ぼこりとは違う印象。
∧∧
( ‥)大きさは黄砂に該当しますね
( ‥)問題はだ、今日は風が
–□ 強くて、これもまた
近隣でまきあがった
土ぼこりなのか、
そうでないのか、
その判定がつかない。
考えてみれば当たり前。
大きさは花粉の10分の1、おそらくいかにも単独の鉱物粒子っぽい。なんか角いし、だから...
というだけでは
∧∧
( ‥)微細な鉱物だとしか言えない
(‥ )つまりこれだけでは
起源について
何も語れないわけだ。
∧∧
(‥ )気象庁が言う”黄砂”はどうも
\– 本来は視界を悪くする
もやもやのことを指す
らしいですし
(‥ )環境省が使う”黄砂”は
健康に影響を与えうる
微細な浮遊粒子のひとつで
ライダー観測でも、
粒子の組成や起源が
分かるというわけでもない
どうやらね。
つまり論証が困難である以上、また組織の役割と義務と果たすべき分野によって立つ以上、彼らが言う、”黄砂”とは、大陸から運ばれてきた黄砂、を必ずしも意味していない。
*=>このくだりはここの続きhilihiliのhilihili: 黄砂と気象庁と環境省
∧∧
( ‥)正確には空中を漂う
土壌由来の微細な鉱物粒子、
そう言うべきなんでしょうね
( ‥)ひょっとしたら、そもそも
–□ 気象学で言う黄砂本来の
意味はほとんどそれに
近いのかもしれんね。
見通せる距離が短くなる
というだけなら、さらに
意味が広がるが。
確かに、空中を漂う土壌由来の微細な鉱物粒子、この中には大陸由来のものが混ざっている。だがしかし、
∧∧
( ‥)今、目の前にある粒子が
大陸由来である、と
より確からしく言うには
もっと別の根拠が必要だ。
(‥ )それをどう論証するか?
難儀よなあ。
ブログ アーカイブ
-
▼
2013
(712)
-
▼
3月
(62)
- 自由には死が付き従っている
- 音楽が会話に勝てる道理はない、よなあ
- じょじょに起きる現象を理解する
- ネットも文字だが校正がない
- 面倒くさいは体力がないの言語的翻訳
- 働き盛りが破滅の始まり、いや、むしろ原因
- 実験星
- ラノベも漫画も読まれぬ時代
- 因果関係の推論とは興味深い問題
- 彼の滅びと死を書き連ねるべし
- ノーライフキング
- さあ、いくがいい。幸せな破滅の道を
- 走り続ける世界で35、40を越える
- 科学は自立して走る現象で、理念ではない
- イズカサゴ
- 人生はしけた花火である
- あいまいな用語は理解不足を誤摩化す道具になる
- 時間は腐食剤として作用する
- 春分と花粉と黄砂と鉱物粒子と同定と定義と陰謀
- アニメだろうが漫画だろうが、好きだろうが
- 壁に耳あり、障子にメアリー
- ミノカサゴ、煮たのに肉取りづらい
- 牢獄の北半球、夢の南半球
- 間違った結果から遡及して間違った前提を確信する
- 雨と微細な鉱物粒子
- マトウダイ再び
- 黄砂と気象庁と環境省
- PM2.5 今、世間で何が起きてる?
- その陰謀論が現実の近似値になる
- 汚染のうまい識別方法は...
- それが黄砂であると、なんと論証しようか?
- 理解が混乱している典型的な事例
- PM2.5という言葉/土ぼこりをなめちゃいけない
- 理論は理論自体を、黄砂は黄砂自体を保証しない
- 撮影モードと黄砂陰謀論
- どうも関東ローム層由来でいいらしい
- 黄砂にしては確かに大きいらしい
- 知恵の見せ所
- 効果があるかどうかは知らない
- 3月10日の太陽と、黄砂?
- 散歩させる人
- マトウダイ
- それは、客観的に馬鹿、とされていないか?
- 難しいことを簡単に説明できる人
- アルキメデス 家計が火の車
- 渚のエチオピア
- 氷河期のユーラシアってこういう??
- 同じと見るか、ここだと見るか
- 娯楽追求
- 1000年レース
- 現実を粉飾すれば買いますか?
- 変わる作法についてけねー
- あなたのその外注にいかなる保証がある?
- 坂を走って登れない
- 面白い教科書は自分で買いなさい
- 本を数年かけて読む
- 沈み込むフィリピン海プレート
- 3月2日:高度48度とおよそ24分
- 無料ゲーム体験版
- 均衡する北半球/遠きにありて南半球
- 詰んだように見えます
- オニオコゼ、スケッチ
-
▼
3月
(62)