出かけた町で喫茶店に。お茶やらおやつやら注文してずーっと本を読む。
( — —)なんか疲れました
∧∧
( ‥)語学力がないからですよ。
読んだのはせいぜい数ページぐらい。ともあれ、今までの理解を大幅に変えなくてはいけないらしい、そういうことは分かった。
∧∧
(‥ )今までの基本的な理解がだいたい
\- 半世紀くらい前のものでしたからね
(‥ )まあ、それはそれで良かったのだけど
今回、読んだものの方がより理解は
しやすいかなあ。
ただ、状況は複雑である。
∧∧
( ‥)読まなきゃいけない論文が10編は
あるんじゃないですかね?
(‥ )多分、そのくらいだな
まあ、おいおい揃えていくさ。
さて
*の続き
∧∧
( ‥)彼についてまだ何か?
( ‥)あいつなあ、テレビアニメとか
-□ 小説とか漫画とか、人の作品の
評価をしょっちゅうしていてな
いやまあ、そのなんだ、ただの消費者や評論家になるって手はあるけども、冗談でも漫画を描いていたのだから、そういうことはやめるべきだったよな(考えてみれば同人誌すら作っていなかったのも痛いよね)。
∧∧
( ‥)作り手側が他人の作品ばかり
消費しているという状況
(‥ )まあ、そういうことからしても
プロの作り手になるには
向いていなかったなあ
*プロ:ここでは単純に描いた/書いた物語やイラストなどの創作物で金をかせいだことがある、という非常にゆるい意味で使う。あるいは金のかせぎが”それなりな金額”に到達して生活している状況を指す。
*理想的には
バイトの時間をt1、漫画を描く時間がt2とした時、
年間に働ける時間=t1+t2
年収=t1×時給a+t2×時給b
しかし、時給bが小さいのでこのままt2を増やすと年収が減るよな? どうするよ、オレ、飢えるか、仕事の増加を選ぶか? という状況に至り、それを突破した状態にあることが望ましい。
∧∧
(‥ )消費しちゃいけないわけじゃ
\– ないんですけどね
(‥ )食べ物を食うのと、料理を作る動作は
まったく別でな。カレーをいくら
食ってあーだこーだと言っても
カレーの作り方は分からん。
味の評価は作るのに必要だが、食べても作り方は分からない。評価しても技術者にはなれん。というか、辛さの元がなんで、どうすれば辛くなるのかすらも分からないままに終わるだろう。
( ‥)イラストレーターだか漫画家だか
-/ 目指している奴がな、映画やアニメの
評論を日記で書いているのを見て
ああ、こいつも同じ運命を辿る
そう思ったものさ
∧∧
( ‥)まあ、賞味して評論している時間だけで
スケッチや試し描き、アイデアのメモ、
イラストの完成まで出来ますからね。
厨房にいたいのかい? 座席にえらそうに座っていたいのかい? どっちなんだよ。やっちゃいかんわけじゃないが、もったいないし、無駄だ。
地味でつまらない話だが、1日あたり平均1歩の歩みの違いも、1000日で1000歩、1万日で1万歩の違いになる。
∧∧
( ‥)しかしこれが挽回不可能であると
(‥ )無理だね。
単位時間あたりの平均で生じる差が効いてくる場合、1000歩や1万歩の差を埋めるにはこれまでの平均をはるかに越えた速度が必要になる。そんなことが出来るならとっくに出来ているし、出来ているのなら、そもそもこんな差は生じない。
∧∧
( ‥)つまるところ差が生じた時点で
(‥ )もう無理なんだわ
なあ、あの8年間、楽しかったがもっと他のことに使うべきだったよ。そう思わないか?
そうだなあ、せめてペン入れして同人誌を作り、それを持続するにまで至っていれば。
∧∧
( ‥)あなたも人のこと言えないでしょう
現状の仕事がまがいなりにも軌道に
乗るまでどんだけだらだらしたことか
( ‥)だから差が埋められないのさ
-□ それでもいくところまでいくさね