アリストテレスの著作を読んでいて思うのは。
(‥ )言語と認識で考えている
□- そういう印象だなあ。
∧∧
( ‥)言語と認識ねえ。
例えば、これこれのごとく言うではないか。でっあるからこれは明らかである。そういう案配。
∧∧
(‥ )自然界の現象を見ているけども
□- 言語体系や言語による表現、
認識にもかなり影響や制約を
受けているように見えますね。
(‥ )まあ、人間の観察は
人間の認識でもあるから
認識や言語で物事を考えるのは
当たり前なことなんだけどね。
だが、人間の認識はどうも自然界を恣意的に単純化したりカテゴライズしたり、あるいは区分けして論を進めているので、人間の認識や言語表現に無条件に依存するのはヤバい部分が当然ある。
*例:これはA種、これはB種と認識しカテゴライズしてしまうと、A種からB種が進化したという進化理論がまったく理解できなくなるし、そればかりかA種、B種は異なるものとして認識できるのだから進化で連続するはずがない、という結論に至ることも珍しくない。
∧∧
( ‥)人間が人間の認識を実在だと
考え、それを前提に論理的に思考して
誤謬する一例ですね。
( ‥)イデア論もそうなのかもなあ
-□
イデアってのは現実を簡略化した脳内のモデルを、考え出した当の本人が「これこそ現実の背景にある真実なり!!」と思い込んでいるのじゃないのか? という受け取り。
∧∧
( ‥)アリストテレスさんの考えを理解するには
心理学やギリシャ語も理解しないといけないって
ことですかね?
(‥ )かもねえ・・・・
□-
弱ったことに、そもそも日本語の訳がおかしいのじゃないのか? という疑惑もあったりする。なぜかというに英語版を見たら、なんかそっちの方がむしろ理解できたので。
∧∧
( ‥)問題はオリジナルたるギリシャ語版ですね
( ‥)買ったはいいけども、
-□ おいそれと読めるもんではないよなあ。
ギリシャ語の文法、さっぱり分からない。