科学は自然に学ぼうとする謙虚な姿勢を持っている。
∧∧
( ‥)そう?
(‥ )いや、むしろ底抜けに
アホなんだと思うよ。
箱がある、幾つもある。果てしなく続いている。無視しようとすれば無視できる。でも一番手近な箱にはさすがに好奇心がうずく。でもどういうわけか開けられない。開けるにはなんらかの手段が必要らしい。箱の中身はなんだろう? 皆がめいめいの想像をする。怖い想像もあれば楽しい想像もあれば美しい想像もある。
∧∧
( ‥)だけど1人だけ開けちゃうの
ですよね。
(‥ )それもな、鍵穴あるのに
ハンマーでぶったたいたり
するんだ。
しかり。発想には転換が必要だ。その鍵穴に合う鍵はないんだから。
ぶっ壊してみて見るとどういうわけかチクワが入っている。なぜだか知らないが象牙製だ。皆がこれはなんだと議論を始めて結論を出した頃、
∧∧
( ‥)新しいのを開けているんですよね。
(‥ )単にこれをずーっと
続けている。
ちなみに時々おかしなことが起こる。
( ‥)箱開けるとな、どういうわけか
10番先の箱が吹き飛んだり
前に開けた箱がピンクになったり
中身が変わっていたり。
∧∧
( ‥)足下に落とし穴が出来たりね。
そのスリルがもうたまらない。
だいたい謙虚じゃ仕事がつまらんでしょうよ。