ある日、友人から次のような相談をされたとする。
僕の右腕には暗黒魔王竜邪王鬼が封印されているんだが、それが時々うずく。最近はそれがひどくて困っているんだ。どうしたら良いだろう?
∧∧
(‥ )そう相談されたら
\− あなたどう思う?
(‥ )ん? ネタですか?
と思う
ある日、友人から次のような相談をされたとする。
僕にはイマジナリーフレンドがいるんだが、最近、友人の数が増えるし、意地悪なことも言い出すし、それを聞きとがめた別のイマジナリーフレンドと喧嘩を始めるし...どうすればいい?
∧∧
( ‥)そう相談されたら
あなたならどう思う?
(‥ )はあ..新しい
ネタですかねと
思うが
∧∧
(‥ )...と言ったら
\− 相手が僕は真剣なんだ
なんでネタだなんて
思うんだ! 失礼だ!
傷ついたと言い出しました
あなたはどう思いますか?
(‥ )そういう告白は
他人にはネタにしか
聞こえない
しかるに
その単純な事実が
わからないのは
問題だと思うが...
いや、実のところそいつの真の目的は悩みを解決することではなく、相談することでもないのではないか。
そいつの真の目的は、自分は特別な人間なんだということを宣伝することではなかったか?
実際、本当に解決したいのなら、友人に相談なんかしないで病院へいくであろうし、友人に告白する時も、ネタにしか聞こえないがまじでイマジナリーフレンドがいて、いやいや、大麻とかドラッグをやっているわけではないのであるが、右腕の暗黒な魔王竜の邪王鬼がイマジナリーに暴れだすのはマジでフレンドなのですと説明するであろう。実際、幻覚であれ、まじな事実であれ、認識的にはどっちにしろ現実なのだから、怒っている暇などないはずではないか。
∧∧
( ‥)まあ真剣に悩んでは
いるのだろうがな
(‥ )悩みが真剣でもな
真剣な悩みを
抱えているという
自慢をするやつ
けっこういるぜ
例えば借金自慢とか、ダメな彼氏自慢とかブラック企業自慢とか、そういう。