∧∧
(‥ )雪ってなんで
\− 不透明なのかね?
(‥ )さあ?
なんでだろな?
雪は空気が混ざった小さな氷の結晶の集合なので、結晶面で光が反射、散乱するから不透明であること、それはわかりやすい。
∧∧
( ‥)でもそれだけなら
不透明になる
だけだよね?
雪は同じ厚みの水に
比べて
明らかに効率的に
光を吸収し遮断するが
あれはなんだ?
(‥ )光が散乱してあっちこっち
移動している間に
氷(水分子)に吸収されて
しまうんじゃね?
例えば5センチの厚みの雪を移動する間に、散乱した光があっちへよろめき、こっちにふらつきして5メートルうろうろしたら、それだけで5メートルの水を通ったと同じぐらい吸収されてしまうだろう。
∧∧
(‥ )その理解で良いように
\− 思えるけども
そういう論文は
ちょっと見当たらんな
(‥ )あれだな
雪はなぜ光を
効率的に遮断できるのか
こんな何気ないことでも
難しいもんだな
それにしても、以上の考えは次のことも意味している。つまりこの前提に立つ限り、ほぼ完全に透明と言える物体でかき氷を作った場合、それは不透明な白い物体にはなるが、しかし雪と違ってそのかき氷は何メートルもの厚みでも明るいままだ、ということになる。
∧∧
( ‥)...非常識にしか
思えん結論だな
(‥ )理屈の上では
そうなるんだけど
本当にそうなるとは
信じられんよなあ
実際に確かめられたら簡単なんだが、何メートルもの厚みを持ちながら透明で、しかもかき氷にできるような硬度で、なおかつ大量に手に入れられる物体。これがちょっと思いつかないのである。