自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2015年8月24日月曜日
平和主義とは銃剣突撃主義であった
結果的に言うとドイツ統一のために使われた戦争が普仏戦争。
∧∧
(‥ )直接的にはプロイセンと
\‐ ナポレオン3世率いる
フランスの戦争
なのだけどね
(‥ )1870年に起こった
戦争だ
これを機に
プロイセン国王は
ドイツ帝国の皇帝となる
これは
神聖ローマ帝国でも
なしえなかった
ゲルマーニアの統一だな
この時、戦争は連発銃に銃剣を付け、弾を撃って、ふせ、接近しつつ、そして突撃、という戦い方であった。騎兵隊も未だに健在である。
それから44年後の1914年、第一次世界大戦が勃発。
兵士はこれまでの戦争通り、銃剣突撃を行うが、機関銃で次々になぎたおされた。
大戦をさかのぼる10年前に戦われた日露戦争でも、日本軍は旅順要塞攻略において、機関銃の銃火で甚大な被害を出していたし、一応、列強はこのことを知っていた。
知ってはいたのだが。
∧∧
( ‥)これがもう
しゃにむに機関銃めがけて
突撃を繰り返して
甚大な犠牲者を出すのだと
( ‥)戦争のやり方がすっかり
‐/ 変わっていたのに
そのことに
気がつかなかったの
だよな
戦争というのはやり方がしょっちゅう変わる。17世紀前半の30年戦争の時はあちこちで戦火がやたら拡大した。18世紀の7年戦争になると補給を整えて軍隊が行軍し、要塞を取り合うような戦いになる。ある意味、ずいぶんきれいな戦争で、貴族的かもしれぬ。しかし、19世紀初頭のナポレオン戦争になると戦争は市民のものになった。市民徴兵、国民皆兵で膨大な数の歩兵が銃剣突撃を行うようになる。
∧∧
(‥ )そして機関銃の出現で
\‐ 20世紀初頭
銃剣突撃の時代は終わる
その間、わずか100年
あっという間だね
(‥ )いつも新機軸が出ると
古い戦争を重んじる
伝統主義者たちは
敗北して
新しい技術を卑怯
無作法と述べるのだ
これをもって軍人は保守的な人種なのだと言う人もいるけども。
∧∧
(‥ )でも今のご時世でも
\‐ 安保が通れば
徴兵制が復活だー
と平和主義者の方々は
言うのでございます
この場合の徴兵制って
ナポレオン戦争で
銃剣突撃と共に
発明されたものだよね
(‥ )前の戦争から70年
戦争の仕方はずいぶん
変わっているはず
なんだがな
平和主義者とは
頭が保守的よな
彼らの世界観は
100年ぐらい前の
古き良き
銃剣突撃のままだよね
人間はどうもこういう生き物であるらしく、子供の頃に入力された事柄からは自由になれないのである。当然、これは致命的な結果をまねく。機関銃に突撃した伝統的な兵士のごとく、平和主義者もとんでもない場所へ突撃することになるだろう。なんといっても彼らの世界観は古式ゆかしき突撃精神のままなのだから。
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