自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2017年1月15日日曜日
本を読むものよ呪われろ
明け方前に散歩にいき、雪かきをしたせいか、良く眠ってしまい、起きたら夕方だった。
雪はまだ降り続ける予報であり、起きてみると10センチ程度だが積雪していた。
∧∧ 雪かきだー
( ‥)
−( ‥)豪雪地帯から見れば
\ 雀の涙! 涙!
とはいえ
やっぱ重いな
空気を含んでいるとはいえ
∧∧ 水だからな
( ‥)
−( - -)昼間にやや気温が
\ 上がったのか?
湿って重いぞ
まあよい、まあよい、今の気温はマイナス2度あまり、これからの雪は乾いて軽い粉雪に戻ってくれるだろう。
さて
∧∧
(‥ )おっさんの趣味は
\− 体力は使わず
なるべく頭も使わない
ものが良い…
(‥ )ああなるほど
だから読書人は
頭がくるくるぱーなのか
いや、話は逆なんだろう。老化で脳を使いたくない(くるくるぱーに近似)だからこそ、読書という趣味に逃げるものがいるのだ。
∧∧
( ‥)読書というと
世間的には知的趣味
なんですけどね
(‥ )残念ながらそれは
たばかりなのだ
読書が知的趣味だというのなら、なぜ今西進化論とかグールドの断続平衡説とかワンダフルライフを鵜呑みにするのであろうか?
読書が知的趣味だというのなら、なぜウイルス進化論だの、構造主義生物学だの、そんなたわ言を鵜呑みにするのだろうか?
読書が知的趣味で、それが教科書にも目を通すという意味ならば、読書するものであれば以上のようなたわ言、トンデモ仮説に決して引っかからないであろう。
∧∧
(‥ )だがそうではない
\−
(‥ )つまり読書とは
知的に見える俺様
すげーだろ自慢であって
実際に
知的であるかどうかが
問題とされているわけでは
ないってことさ
逆に言ってしまえば、
どうだい? 難しい本を読む俺様は知的に見えるだろう?
というたばかりの方が多すぎるので、このたばかりこそが知性ということになってしまっている。
∧∧
(‥ )大人の趣味に器用さは
\− 必要ないという見解も
ありますなあ
おっさんには
細かいことを覚える
脳容量がすでに
ないですからな
つまり必要ないというか
器用を要求する趣味は
おっさんには不可能
(‥ )そうねえ
妥当な仮説を発見する
その過程を器用さだと
言うのなら
おっさんに
器用不可能という指摘は
読書するおっさんが
妥当な仮説に決して
到達できないことを
うまく説明しているな
妥当な仮説に到達するとは、パズルを作るようなものなのである。それはかなりの器用さを必要とするものだ。
∧∧
( ‥)しかも読書というパズルを
完成させるには
自力でピースを集めないと
いけませんからな
組み立てるだけでは
まったく足りない
(‥ )これは確かに
かなり器用さを
要求される
作業である
そう考えると、この地球に存在する、あるいは存在した無数のおっさんたちが5世代、150年の時間をかけてさえ、正しい仮説に決して到達できなかったというのは、当然のことなのだ。彼らは本を読める俺様すごいだろう? とええ格好しいしたかっただけであるし、それゆえ読書はただの逃げの手段となっていたのであるから。
∧∧
(‥ )おっさんは金があるから
\− 金の力でねじ伏せる
課金プレイがお好みだ
そうですけどね?
(‥ )ああそれも実に
興味深い指摘だな
読書ではそれが
決して起こらなかった
実は正しい仮説を一番手っ取り早く知る方法のひとつは教科書を読むことなんだが、これが高いのだ。
一見するとこれは矛盾である。
課金プレイを好むというおっさんたちは、高い教科書を買うことが決してなかった。これゆえ、答えにはたどり着けなかったのであるが、これは矛盾であろう。少なくとも一見したところではおかしな話である。
∧∧
( ‥)教科書は確かに高いけど
7000円とか1万とか
2万とか3万程度でしょ?
おっさんの財力なら
安いものでしょ?
(‥ )金の壁よりも
脳力の壁の方が
深刻だった
そういうことだろ?
おっさんはなぜ金でねじ伏せるような課金プレイを好むか? それが頭を使わずに勝てて、なおかつ全能感を得るためだとしたら以上の矛盾は理解しやすい。
∧∧
(‥ )おっさんたちは
\− 高い金を出して
教科書を買って無能感を
味わうよりは
自分好みの答えをくれて
全能感を味あわせてくれる
安い好都合な本を
選んだのである
(‥ )そうして
それを知的自慢だとした
そう考えると
知的自慢する人間達が
誰一人正解に
たどり着けなかった
ことが説明できるさね
これゆえ言うのである。
読書するものたちよ呪われろ。お前達の種がすべて枯れ果てるように。お前達は本の敵である。
読書しないものたちよ、汝等には祝福あれ。お前達の種が大いに実るように。本を読まぬ者こそ幸いである。
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