自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2017年1月29日日曜日
欧米が論理的とは異世界転生小説と同じ
∧∧
(‥ )欧米人は日本人より
\− 論理的で合理的…
(‥ )一神教なのに
三位一体なんて
信じてしまったものだから
後から慌てて
実体はひとつだが
ペルソナが三つあるのだ
とか無茶苦茶な
へ理屈をこねくりだした
連中を論理的とな??
∧∧
(‥ )...まあ論理的かもね
\− そういうどうでもいいことを
流さないで
無茶苦茶なへ理屈を
こねくりだして
満足するところがね
(‥ )まあ論理的ってせいぜいが
そんな程度のものだからな
∧∧
(‥ )合理性はどうなります?
\−
(‥ )それは宗教だろ?
日本語の合理だと理が合ってますであって、内容が正しいかどうかは保証していない。英語のrationalならそれはratio、つまり比率のことであって、つまるところ世界は整数比で出来ているというプラトン主義、ひいてはピタゴラス教のことではないか。
*英語のratioの語源はラテン語のratioで、この単語には計算とか比率の意味がある。irrationalisというとラテン語で非合理の意味で、英語のIrrationalならさらに無理数をも指す。比率で示せない無理数を表現する時、合理と比例の単語に否定の接頭辞をつけてirrationalと書く。これは比率に神聖を持たせた証拠であろう? もちろんかような付加価値付けに、本来根拠はない。それでもこうした付加価値付けを正当化し、合理に真理があると主張するのなら、それはプラトン主義だろう? という意味
∧∧
(‥ )日本語でも英語でも
\− 合理という言葉には
関係性に矛盾はないですね
という意味しかない
そこに価値を見いだす根拠は
本来は存在せず
しかるにその合理に
真理があると見なすは
ただの根拠無き信念
つまり宗教でしかない
(‥ )合理主義っていうのはな
宗教を信じる固執する猿
人類が持つ妄執なのだ
∧∧
( ‥)しかし欧米人が日本人よりも
とかく合理主義と言われる
このこと自体は事実
これはなにゆえですかな?
(‥ )ルールが違うんだろ?
ローマ帝国を統治するために導入されたキリスト教。
すると臣民はキリスト教の基本教義に照らして正当かどうか? それを示さないと自分を正当化できないだろう。
∧∧
(‥ )日本にそういう教義はなく
\− 人間同士の相互関係で
物事が決定されますよね
(‥ )つまりルールが違うのだ
ルールが違えば
人によっては相手の
ルールの方が都合よい
あっちのルールなら
俺様は
無双できるのになあ...
そう思う人間が
出てくるべ
∧∧
( ‥)なんだ欧米が論理的とは
魔法が使えたら
俺様は無双できるのに
なんで現実世界は
そうじゃないの??
みたいな嘆きか
( ‥)異世界転生小説と
−/ 同じだろ?
フィクションではなく
真顔で言ってるから
いかれた連中だが
しょせんは
これだけの話だろ
実際には、どっちも現実である以上、どっちが良いとは言いがたい。
例えば相互関係で物事が決定されるのであれば、地元で一番力が強い人間がすべてを決定し、それ自体はまあ良しとしても、彼が時代錯誤であれば彼の失策に全員が巻き込まれるだろう。
教義という入力されたプログラムに基づいて正当化を行う世界であれば、個人は統制されていながらもばらばらの孤立した個人になるだろう。喜捨を行えと言われれば喜捨を行い弱者を助けるが、そこにあるのはただのプログラムになるだろう。プログラムである以上、喜捨に該当しない助け合いは行わず、弱者を救済しながら弱者を平気で見殺しにする文明に成り果てるだろう。
∧∧
( ‥)どっちがいいとは言えない
でもこっちが良いと主張する
人は
そちらのルールの方が
単に都合よいのである
(‥ )そいつにとって
利益がある
それだけの話だべ
地元の関係と根回しをまず最初にやれ、と血相変えて怒鳴る人間は既得権益者であろう。
そんなことは合理的ではない、この人たちを全部首切りすれば良いではないですか、とドヤ顔する奴は人件費の削減で一瞬浮いた金を持ち逃げする流れ者だろう。そういう雇われ社長は最近では日本でもいるであろう?
∧∧
(‥ )どっちであるのか
\− 見極めが大事ですなあ
(‥ )人間は全員が利己的利益を
追求する個体でしかない
だからいかなる美辞麗句も
それは所詮良い訳だ
すべては取るに足らない
擬態に過ぎぬのだ
それゆえ明白なのである。合理性も合理主義も、まったく取るに足らぬ存在でしかないのだと。
そんなもの、異世界転生小説を真面目に信じるような、人生からの痛い逃走でしかないのである。
ブログ アーカイブ
-
▼
2017
(632)
-
▼
1月
(58)
- 逆襲の民主主義
- 金の元素的性質で金市場の価値下落を批判する
- この曲はずっと良い お前達もそうなるのだ
- 欧米が論理的とは異世界転生小説と同じ
- 2017年1月27日のベスタ
- 血税で経済活動を冷え込ませるってどういう?
- 彼が馬鹿であろうがなかろうが、選択は予定必然のものである
- 恐怖と自殺への情熱こそが世界を支配する
- 日本衰亡論とか成長論とか、あれ全部間違い
- 要するに気持ちいいことをしたいだけだったのだな?
- 同士よ感謝せよ
- さあいこう 全ては運命獲得論のごとく
- 勝ち組戦略は民主体制下では不安定さを増幅させる
- 本は娯楽ではない 元来は魔道のものだ
- ちょっと頭が良いとは悲惨なことだ
- 彼の正論はいかなる利益誘導か?
- 全体主義などこの地球に存在しない
- おっさん宇宙
- 22日だけど21日のミラ
- なにをしても面倒くさい
- 論理的な人間は業を背負っているのだ
- 2017年1月21日の雪
- 待たれていた未来がやってこよう
- 理不尽なり女装倶楽部
- 意図を隠しながら賛同してくれないとはこれいかに?
- 君の瞳は少年のように純粋で美しい
- 蠱毒な夢
- 本の肝とは自慢できることにあり
- 科学を売るとは石ころを売るに等しい
- フィクションとデマを見れば皆の世界観が分かる
- 怪しげなトリビア 巨神兵は日本製という勝利
- 50時間越えの降雪
- なぜお前達は馬鹿なのか? と問われたら
- すぐれた販売戦略というものはある
- 本を読むものよ呪われろ
- 夜の神社を通過して帰る
- すべては口先だけに収束するだろう
- 所詮、戒律などというものはかりそめの仮面に過ぎぬ
- 言い訳にもそれなりな根拠があるものだ
- さてなにかうまい手は
- さてどっちかな?
- 泳ぐエビに関して言えば人生には娯楽が必要だ
- 知性あるもの、考えるもの、本を読むもの、すべて滅ぼすべし
- 読書人ごときに本を読んでもらっちゃ困るんだよ
- せめて笑顔であなたのために
- けしからん新聞
- 世界は手抜きで出来ている
- 必ず出てくる自分自慢
- 滅びの時代か脱皮の未来か
- 飽和した勝ち組行動原理
- 20ページ時代 遺伝子はさながらクトゥルウである
- すべては茶番
- 岩物語2017
- 分かったも論理も手抜きの手段
- 己の魂のために虚偽を語る者は焼かれるべき異端である
- 我ら良いところ取りの合成存在を作れり
- さあこここで自慢の話をしよう
- その何気ない批判はずれているようで深刻だ
-
▼
1月
(58)