自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2017年1月5日木曜日
岩物語2017
朝起きたら7:00であった
ああ、朝早く起きるってことは、あれだ、早朝のバスに乗れるってことだよな..
それで山へ出かけるのか
∧∧ また急だな
( ‥)
−( ‥)思い立ったが吉日よ
午前中にあの場所へいく
バスは2本しか
ないのだからな
というわけでバス停までいくが、このバス停まで距離2キロ。
走って時間は間に合ったはずだが、ああまてよ? このバス停は1番。ここのバス停は複数あって、目当ての場所までいけるバスは4とか書いてあったよな??
それに気がついた時にはすでに遅く、正しいバス停は200メートルも先。すでにバスは交差点を回り、停車して、走って追いかけるもバスは無情にも出発...
∧∧ …あれ違うバスじゃね?
(‥ )
−(; - -)時間はすでに過ぎている
はずなんだけどな
確かに遠目に見えた
文字はなんか知らん
地名だったな
そのバスは多分、別のやつだ。だとすると8分遅れということになる。そうして目当てのバスはその後すぐ、幸いにも3分遅れでやってきた。
到着した場所の標高は700メートル程度。しかし町よりも日本海と、それを遮る山脈に近いせいで、南の空は青く、太陽も照っているのに雪が吹き込んでくる。
連続ではないが、風のきまぐれで吹き込みが始まると、たちまち空も景色も白く煙るのである。
それにしても目当てのものは
∧∧ 見当たりませんなあ
(‥ )
−( ‥)マグマが地層に貫入した時
急冷されて
しわ状の構造に固まって
ガラス質になっている…
しばしば文献で言及される
その部分は見当たらんな
雪が残っているので危なかろう、そう思って入らなかった箇所にでもあるのだろうか? 仮にあそこにあるとしたら雪がなくても危なっかしい場所だ。
一方、貫入したマグマと、それに接触して変成した泥岩は分かるのである。
∧∧
(‥ )まあここでしょうね
□− 多分ここでしょう
(‥ )場所によって様相は
様々なんだよな
泥岩がかっちかちに
固まっている場所も
あるし
溶岩が少しだけ
軽石みたいに
気泡というか空隙が
入っている場合もある
最初は、溶岩の中心にある安山岩と見た目があまりに違うので別の地層由来の火成岩かと思っていたけども。
∧∧
( ‥)多分同じマグマ由来?
(‥ )中心に近づくと
気泡というか空隙が
だんだんなくなって
最後は緻密な安山岩に
なるみたいなのよ
多分、同じマグマ由来で、冷え方が違うかなんかで別物のように見える。そういうことではないのか? 今のところそんな理解をしてみるが、もっと調べないと良くわからない。
ちなみに、”なんかこの火成岩、貫入した安山岩と違くね? ” と思っていたのは以下のものだ
中心部は柱状節理なんだけども、この岩はその周辺にあってブロック状、あるいは層状に割れる(中心下の白い紐のついた黒いものは方位磁石)。
安山岩と泥岩。だがしかし
礫が入っているとしか
∧∧ 思えない部分もありますぞ?
( ‥)
−( ‥)なんだろうねこれ?
変成した泥岩の間に
礫がはさまっていた…と
考えるにしても
少し唐突だな
それに、礫と呼ぶにはどれもこれも、妙に構造の無い、しかも鋭い割れ口を見せている。もしかして変成した泥岩がおかしな具合に風化したのか? しかしそんな都合の良い不均一なことが起こるのか?
∧∧
(‥ )あるいは変成した泥岩が
\− マグマに動かされて
砕かれて
礫状になった…とか?
(‥ )分からん
まあおいおい
本を読むなりして
似た記述に当たることを
期待しようではないか
堆積した落石で足場の悪い地面と、あちこちに生えるたちの悪いイバラ。さらに急傾斜な斜面。
ごく短い距離をうろうろしているだけなのだが、周囲を回るだけで時間があっというまにすぎていく。
日本海側から断続的に吹き込む雪は、夕方になると断続的であることをやめた。そうして標高の高さで冷えた地面へとじょじょに積雪が始まる。もう潮時である。
∧∧ 帰るどー
( ‥)
−( ‥)課題の解決はまた次回だな
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