自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2017年1月18日水曜日
科学を売るとは石ころを売るに等しい
この宇宙は人間の存在どころか命の存在に対してさえも非好意的である。命はそもそも存在が望まれてはいないのだ。
だがしかし、この過酷な現実を認識することに人間は耐えられなかった。
人間は社会性の猿であり、他者からの承認が無いと生存できないのだ。
宇宙という他者が、人間どころか命の存在さえも許そうとしていないことに、人は耐えられない。
これゆえ、人間は現実を意図的に無視するようになった。
∧∧
(‥ )...と考えておきましょうか
\−
(‥ )こうとでも考えないと
人間のこの凄まじいまでの
現実逃避ぶりは
説明できないからな
地球は奇跡の星であると人は言う。これは論点が逆なのだ。無数の条件があって、ある条件だと自己複製して進化する存在が誕生する。それだけの話なのだが、ここには確かにいくばくかの事実も含まれている。
生物誕生の条件はかなり厳しいということ、これは事実だ。
だがそれを踏まえてもなお、奇跡というのは、たばかりにすぎぬだろう。
∧∧
( ‥)この事実はむしろ
この宇宙は生命の存在に
非好意的である
ということを
強く示唆している
(‥ )ところが人は
奇跡の星地球とか
言いよるのよ
奇跡とは、しばしば神など超常の存在の意図的な介入を意味する。
そうした介入は、神という他者が自分に好意的であり、自分を評価しているという世界観を示している。
つまるところ、神という第三者をでっち上げることで過酷な現実から逃げたのだ。
∧∧
( ‥)それこそがお前達
社会制猿の認識的制約なのだな
( ‥)このたばかりが無いと
−/ 人は生きていけないのだ
こうしてひたすら逃げを累積させ、現実の認識を歪めてきた。これが人類の文化であり、歴史であったとも言える。
∧∧
(‥ )この状況で現実を記述する
\− 科学の記事を売るという
無理難題
(‥ )逆にいうとあれだな
現実を前にした時の
皆のあの無反応ぶり
というか
どんよりとした瞳は
意図的な逃げだって
ことだよなあ
さてどうするか?
∧∧
( ‥)あれだな新入社員に
石ころを売ってこいと言う
無理難題研修みたいな
ものだな
(‥ )あるいはそれより
無理難題かもしれん
石ころは、確かに当たると痛いが、現実はもっと痛かろう。
石ころも買わない読者に石より痛い現実を売るにはどうすれば良いであろうか?
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