自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2015年4月19日日曜日
静かなり冥王星
今年の7月は冥王星に探査機ニューホライズンズが到達するのであった。惑星から矮惑星に扱いが変わったとはいえ、太陽系で唯一、探査機が到達していない惑星、それが冥王星である。
∧∧
(‥ )でも話題になって
\‐ いませんね
(‥ )先日
少し興味を持った
編集さんに
以前記事にした
冥王星の原稿とか
送ったけども
企画会議ではやっぱ
没だったみたいだよ
確かに個人的にも興味自体はあるが、冥王星が本として売れる話題か? と言われると正直な話、否だろう。最近、冥王星が話題になったのも、惑星から降格という、冥王星とは直接関係ない話でのことであった。
というかすでにハッブル宇宙望遠鏡でそれなりな姿も分かっている。
=>https://www.google.co.jp/search?q=pluto+hubble&biw=1022&bih=764&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=XZIyVZT2KaPBmAXX84DADQ&sqi=2&ved=0CA…
∧∧
( ‥)さらに海王星の衛星
トリトンに
良く似ているだろうことも
分かっている
( ‥)トリトンも冥王星も
‐□ 起源が同じというか
太陽系外縁の矮惑星
なんだよね
そのトリトンはすでに画像がある
=>https://www.google.co.jp/search?q=pluto+hubble&biw=1022&bih=764&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=XZIyVZT2KaPBmAXX84DADQ&sqi=2&ved=0CA…
その姿たるや、なにやらのっぺらぼう的で、クレーターがあまり見当たらない。
そしてどうやら凍った湖もあるようだ。
=>https://www.google.co.jp/search?q=pluto+hubble&biw=1022&bih=764&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=XZIyVZT2KaPBmAXX84DADQ&sqi=2&ved=0CA…
要するにトリトンは極低温の太陽系外縁にありながら、かつて氷が溶けたことがあるのだ。のっぺらぼう的にクレーターが少ないのもこれが理由らしい。
∧∧
(‥ )不純物があると
\‐ 水の融点が下がるから
マイナス100度近くでしたか
それでも溶けることは
ありうるけども
(‥ )マイナス数十度にせよ
0度以上にせよ
いずれにせよトリトンは
以前は熱を持ったことが
あるのだよな
海王星に捕獲されて
現在の軌道に落ち着く
その過程で熱を得た
みたいだけど
原因は違うけども冥王星もどうも溶けたことがあるか、内部に熱を持ったことがあるだろう、そうも言われる。だとしたら、冥王星はトリトンとますます良く似ているってことなんだろう。
∧∧
( ‥)ハッブルの画像と
トリトンの画像を合わせれば
冥王星の想像図を
それなりに描けますよね
(‥ )というかすでに
描かれているのだよな
NASAで使われているイメージ画像=>NASA Extends Campaign for Public to Name Features on Pluto | NASA
このもっともらしさぶりを見ると、なんかもう、冥王星までいかなくてもいいんじゃね? と思えてしまう。そんな違和感のなさ。
多分、実際に画像が送られてきても、こんな世界なんだろうなあ、と思えてならない。
∧∧
(‥ )冥王星で
\‐ 大盛り上がりするとしたら
冥王星に何があった時
ですかねえ?
(‥ )宇宙人の基地があるとか?
∧∧
( ‥)それは冥王星自身のネタでは
ないよね
( ‥)冥王星単体では
‐□ ちと厳しいよ
そして宇宙人の基地なんか
あるわけないしな
今年の夏に1回か2回
新聞に
冥王星の写真が載って
それっきりかなあ
それでも、事実上の二重惑星でもある冥王星とその衛星カロンが、実際にお互いに回り合っている動画、主星である冥王星がカロンの重力でふらふら動いている様子は印象的だ。
=>The View from New Horizons: A Full Day on Pluto-Charon | NASA
探査機と冥王星の距離は、地球と太陽の距離より近くなったそうである。
*冥王星の衛星Charonはシャロンと発音、表記される場合もある。今はむしろそっちの方が主流、あるいは公式であろうか?
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