自己紹介

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2015年4月13日月曜日

降魔の儀

 
 これより、破産の儀を執り行う
 
 ギリシャを祭壇へー
 
 固唾をのんで、なす術も無く見守る諸国たちを眼下に見ながら、ギリシャは問われる。
 
 見なさい、ドイツ、ベルギー、オランダ、フランス、イギリス、スペイン、イタリア...なんか微妙なのも混ざっているけど、彼らはギリシャを許すでしょう。そしてギリシャは生きていける。緊縮財政の中、過去の思い出を抱きながら。
 
 緊縮財政に..抱かれて...
 
 だがそれでも思い果てぬと言うのなら。
 
 それでもなお、前借りした金で買ったスポーツカーから見たあの日のパルテノン神殿がまばゆかったと思うのなら
 
 積み上げるが良い。お前に残された全てを。
 
 ただ一言、デフォルトと言うだけで、ゲルマン共のくびきから放たれ、自由の大空へと羽ばたく漆黒の翼を授からん。
 
 そしてついに語られる一言
 
 押し寄せる裏切り、恐慌、絶望、逃げ惑う諸国はいかなる最後を遂げるのか
 
 
 ∧∧
(‥ )ベルセルク風に言えば
\‐  こういうことが
    いずれ起こるだろうと
 
  (‥ )経済的な用語として
      以上が正しい表現かは
      知らんが
      時間の問題っぽく
      見えるよね
 
 ∧∧
(‥ )...あなた楽しそうだねえ
\‐
 
  (‥ )すかした理想論者が
      現実の前に摩耗するのは
      いつ見ても楽しいもんさ
      唯一の娯楽だよ
 
 ∧∧
(‥ )他人事じゃないけどね
\‐
 
  (‥ )そりゃあ
      俺は触で食われる方
      だからな
      他人事ではないね
      まじヤバですよ
 
 とはいえ、運命は変えられぬ。運命の衝撃を緩衝することは可能であろうし、それを全員が必死で行なうだろう。だがしかし、時がやってくるのは確実だ。すなわち、間もなく触が来る。何年後だかは知らんけど。
 
 小さな津波と侮るなかれ。数十センチの水位上昇でも、足がぎりぎり立つ水深にいる人間は溺れるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)ほぼ転職に近いことを
    考えないといけないよ
 
  ( ‥)そうはいっても
    ‐□ 転職も簡単ではないのでね
      さてどうしたものかな

 
 考えつく限り、あらゆる手を試すべし。   
 
 
 

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