自己紹介

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2014年9月18日木曜日

本という商売には色々なものがございます

 
 日本では官僚がすべてを決定し、政治家は二世議員だらけ。民主主義と言いつつ、その実態は貴族制。唯一の良心であったマスコミは堕落するか、あるいは右傾化する愚かな大衆の同調圧力に屈しかけている。貧しさと愚かさで右翼化する大衆をコントロールしているのは保守の政治家であり、彼らを喜ばせるだけだ。この国は全体主義の傾向が強まっている。それも、我と我が身に同調圧力を強制する人々の手によって行われるのだ。日本の状況は第二次世界大戦で敗北した旧日本軍と何も変わらない。愚かな組織が愚かなまま自滅へと突き進んでいる。自由の保証は建前だけで、実際のところ言論の自由などない。
 
 ...などという愚痴はどうでも良いから、でっ? お前の具体的な計画はなに? 会社なり組織なりの中で生きてきて、給料を定期的にもらっているお前はこれから何をするの?
 
 ∧∧
(‥ )彼らはこの問いに
\‐  答えることが出来ぬと
 
  (‥ )それが愚痴という
      ものだからな
 
 確かに一部のものは無謀にも実行したが、敗北したのである。あるいは大多数のものは口だけで終わった。ちょっとこれまでの人生を振り返れば、誰であれ、そういう口だけで終わった連中を思い浮かべられるものだ。
 
 あるいは、愚痴をこぼし批判するだけで、実際には組織の中を永々と生き抜いて、いつの間にか自分が批判していた相手そのものになってものもいる。というか、こっちの方が多い。
 
 本当はもっと単純な話なのである。
 
 官僚制だ、というのなら官僚になれば良い。
 
 二世議員が多いというのなら、婚姻関係を作って相手の血筋に入り込めば良い。
 
 全体主義だと言うのなら、全体主義の服装を身につけ、それから勝負すれば良い。人間は個体の集合だ。全体主義などただの見てくれで、その一律な外見の下には個体同士の醜い争いがある。そこを勝ち抜けば良い。全体主義国家に粛清があるのは派閥抗争の反映であるし、口だけでなく、勇敢にも戦いを実行した人々がいることを示している。
 
 日本軍が愚かだというのなら、敗戦の混乱時、どさくさまぎれに色々な立場から色々な場所へ入り込んでのし上がった連中と同じことをすれば良い。とんでもない、下種なやり方でのし上がった連中がいたではないか。
 
 考えてみれば冒頭の人々が敗北するのは当たり前だと言える。愚痴をこぼすだけで、彼ら自身が口にした”社会の仕組み”を利用しないからだ。”社会の仕組み”を批判するだけで、使わない。これでは上昇などできるはずがない。車の批判をするだけでドライブしない。だからどこにもいけないのと同じ。
 
 ∧∧
(‥ )なぜでしょうね?
\‐
 
  (‥ )面倒くさかったのさ
 
 
 面倒くさいのだろう? だって、今の給料をもらっている生活の方が楽だ、そう思ったからだ。違うかね?
 
 怖いのだろう? なぜって家族と家庭を持ってしまったからだ。それでは重くてもはや飛べまい。
 
 ∧∧
(‥ )そういえばそういう人も
\‐  いたよね
 
  (‥ )独立したいって
      口では言うけど
      家族がいてな
      飛ばないのだよな
      まあ飛べないよね
      飛べるわけがない
      事実
      飛ばなかったからな
 
 
 なぜ自由ではなく幸福を選んでしまったのだろう? そして幸福を選んだ後でも、口だけとはいえ自由を渇望するのはなぜか? 幸福と自由は両立せぬ。それなのに自由がないと言っているのはなぜか?
 
 それは、もはや飛べない体となった、自分自身に対してする、ただの言い訳ではないのか?
 
 ∧∧
( ‥)言い訳しちゃいけない
    わけではないですけどね
 
  (‥ )愚痴をこぼさんと人は
      正気ではいられんからな
      というかそもそも
      そういう人のために

 そういう翼もがれた人々のためにも出版界は様々な本をご用意しております。さあ、お買い上げあそばせ。
 
 幸福の代わりに自由を手放したあなたにも、活字の中ならば自由がございます。
 
 
  
 

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