自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年9月2日火曜日
ショウリョウバッタ襲来
意外とこれが見えないのである
∧∧
(‥ )ショウリョウバッタさんの雌
\‐ なんてことない擬態だけどね
分からないものだよね
(‥ )普通はススキとか草原に
いるけども
これが案外と見つけにくい
のだよな
そしてでかい
∧∧
(‥ )あなたの左手だね
\‐
(‥ )本当は自分の手なんか
アップしたくないのだがな
まあ、大きさの比較には
良いかと思ってな
一円玉も比較対象にして撮影したが、やっぱ分かりにくい。
自分の人差し指が9センチだから、ショウリョウバッタの雌はほぼそのぐらいの大きさであることが分かるだろう。さらに触角と長い足があるから、見た目のインパクトはそれ以上である。
そういえば、ふと思い出した。
ネットで聞いたこんな話。子供の頃に大きなバッタを捕まえた。それは原発の近くだったから大騒ぎになった。
この話を聞くたびに思うけども、それはショウリョウバッタの雌ではなかったか?
∧∧
(‥ )でも、確かそれは
\‐ ショウリョウではなくて
トノサマだったという
話では?
(‥ )どうなのだろうね
トノサマバッタに
そんなでかいのは
いないはずだがな
ショウリョウバッタの雌はでかくてインパクトがある。それでいて、ススキが生えるとか、そういう比較的大きな草地が必要だ。見た目はよく似ているが、ずっと小さいオンブバッタとかはもっとそのへんにいる。これを見慣れた子供がショウリョウバッタの雌を見たら、ぎょっとすること請け合いだ。
∧∧
( ‥)というか、あなたも
初めて見たときは
びっくりしたよね
( ‥)ぎょっとしたよなあ
‐□ でもこれは雌で
雄ははるかに小さいと
知ったときは
もっと驚いたけどね
そもそも原発から出る程度のごく低い線量で変異が誘発される、というのもさることながら、放射線なり放射能で生物が巨大化する、というのはロマンだけが先行した都市伝説だろうし。
∧∧
(‥ )節足動物が巨大化する
\‐ 変異自体はあったよね
(‥ )ショウジョウバエでね
確か、
最大で成虫の重量が
1.7倍だったよな
単純に相似形で考えると、体長が1.2倍になる変異だ、ということになる。これは脱皮ホルモンに関係する遺伝子の変異で生じるものらしい。ようするに脱皮のタイミングがずれてしまって、幼虫期間が延長され、結果的に体が大きくなるのだそうだ。
1.2倍...
∧∧
( ‥)なによ?
( ‥)ほら、おもろい話が
‐□ ネットにあったよな
身長およそ180センチの女の子が嘆いて曰く、むだ毛の処理だかなんだか、それが身長150センチの女の子よりもずっと大変だと。
∧∧
(‥ )150センチの1.2倍が
\‐ 180センチだね
(‥ )でも毛の生える領域は
面積だからな
1.2×1.2で1.44倍だ
44パーセントも面積が増えてしまうのだ。確かにこりゃあ時間も手間もかかろうというものだ。
∧∧
( ‥)先ほどの
ショウジョウバエの変異
身長150センチの皆の中に
180センチの人が
紛れ込むみたいなものだね
( ‥)それ考えると
‐□ でけーんだな
とはいえ、これは同じ仲間から見た話。昆虫よりもはるかに体の大きな人間から見て、目に見えて大きい変異ってのは起きそうにないってことでもある。原発で巨大バッタというのはむしろ子供時代のロマンあふれる経験だと思った方が無難だってことなのだろう。
∧∧
(‥ )そしてそれは
\‐ ショウリョウバッタの雌
かもしれない
(‥ )女の子との出会いは
子供にとって
インパクトがあるもんさ
ちなみにショウリョウバッタは擬態のせいなのかどうなのか、顔も面長で、目も縦長になっている
ある意味、目つきが悪い。
∧∧
( ‥)仮面ライダー・ショウリョウ
(‥ )トノサマバッタで
良かったよね
*2014.10.01追記:ほぼ一ヶ月後のこちらへ続く=>hilihiliのhilihili: ぐずついた空と枯れ草色のショウリョウバッタ
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