自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年9月4日木曜日
リテラシーとはまた、なんと馬鹿げた物差しを
∧∧
(‥ )自分の小説を読む人を見て
\‐ 彼曰く
この本を読むからには
若者たちは思った以上に
リテラシーが高いと
(‥ )自画自賛かよ
絶頂に痛い奴だな
∧∧
( ‥)もう少し別の表現で
( ‥)高い低い、
‐□ これを言うからには
物差しがあるということだ
問題は、その物差しが妥当なのかどうか、他人から見ても意味があるかどうか、そこが問われる。
∧∧
(‥ )これは良い本なので
\‐ これを読む人は
リテラシーが高いです
(‥ )そういう物差しは
独りよがりって
言うのだよ
というか、
リテラシーという言葉が
そもそも馬鹿っぽいよな
具体的なことを何一つ言っていない。そんなものが物差しだろうか? 具体的でない物差しで人を一方的に評価する。それは痛い奴だ。
そしてそれは、その物差しが恣意的であることを示す。恣意的な物差しでは、例えば地形の標高は測れない。それゆえ疑うべきなのだ。リテラシーなどという言葉で計測をごまかした時、自分はすでに世界の中で迷子であるかもしれないと。自分は常人には及ばない、はるかな高みにいると思い込んでいても、実はじめじめした泥沼に沈みかかっているかもしれないと。
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